小学校入学準備~勉強編~家庭でやるべき対策・ドリルはコレだった!

進学する小学校が決まると、期待と不安を胸に入学準備が始まりますが、忘れてはいけないのが勉強の備えです。
わが子が小学校でスムーズに勉強に取り組めるよう、入学準備の段階からしっかり学びをサポートしましょう。

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入学準備で体得しておきたい「力」と勉強のコツ

45分間座っていられる「忍耐力」

幼稚園・保育園と小学校の大きな違いは、45分間机に向かって授業を受ける時間があるという事です。

園でも机で作業をしたり遊ぶ時間はありましたが、途中で立ったり歩いても、大きな問題になることはありませんでした。

しかし、小学校では初めて授業を受けなければならないため、1時限45分はきちんと座り、先生の話をしっかり聞かなければなりません。

タブレット学習は幼児にも良いの?ママの心配事を調べてみた!」でも触れていますが、勉強の始まりは子どもにとってギャップが大きいものです。

家庭でも、勉強や工作など机に向かって取り組む時間をつくり、少しずつ座る時間を長くすることで、45分間座って物事に取り組める習慣をつけておきましょう。

興味を持って勉強に取り組める「好奇心」「探求心」

大人もそうですが、自分の興味のない事に対して45分間集中し、話を聞くのはかなり難しいものです。

小学校入学後に長い時間の勉強が始まることを考えると、子供がどれだけ学びに興味を持てるかが、授業にスムーズに馴染める重要な要素になります。

子供は、自分が面白いと感じた物事に対して、大人以上の集中力を発揮しますから、勉強や遊びなど様々な面で興味関心を引き出しておきましょう。

また、入学準備として勉強を取り入れる際は、正誤の結果だけでなく、「学ぶことは面白い」「知ると楽しい」という気持ちを感じさせることが大切です。

意欲的に勉強に取り組める子は、小学校の授業もより真剣に聞くことができるようになり、将来的な成績アップにも繋がります。

相手の話をしっかり聞ける「集中力」

授業を聞く事もそうですが、先生の説明をよく聞いて行動したり、お友だちと一緒にグループで活動する機会も、小学校入学とともに増えてきます。

この時、相手の話をしっかり聞く事ができないと、授業内容が頭に入ってこないため、勉強についていけなくなってしまったり、学校自体が楽しくなくなってしまいます。

また勉強綿だけでなく、先生の注意を守れず危ない目に遭ってしまったり、約束を守れず周囲に迷惑をかけてしまう事になりかねません。

集中して相手の話を聞き、理解する習慣は入学準備の段階で身に着けるようにし、小学校での生活が充実したものになるよう心がけましょう。

時間と行動が管理できる「時間管理能力」

小学校の生活では、授業の時間や休み時間が分単位で決められており、いつ何が終わって、自分はその後どう行動すれば良いのかを自分で考えなければなりません。

「あと5分で次の授業が始まるから、そろそろ教室に戻ろう」と自分で時計を見て準備をしたり、「着替えて体育館に行くには10分は必要だな」と行動を管理する習慣ができていないと、入学後に感覚が分からず困ってしまいます。

また、先生は「10分間お休みです」「3分で読んでみましょう」とは言ってくれますが、時間の感覚までは教えてくれません。

入学準備の時点で時計の見方を勉強し、さらに自分にとっての1分や10分がどれくらいの長さなのか、時間感覚を身につけておくことで、学校でも慌てず落ち着いて行動できます。

忘れ物をせず、紛失させない「持ち物管理能力」

入学準備の1つとして、保護者の方が文房具や体操着、持ち物袋の用意をしているかと思いますが、小学校では自分のものは自分で管理する必要があります。

幼稚園や保育園では先生が持ち物チェックをしたり、不足があれば貸してくれる事もありましたが、小学校では持ち物の確認もありませんし、忘れ物をしても貸してはくれません。

「明日何が必要か」を考えて忘れ物がないように翌日の準備をし、学校内や通学路で落とし物をしないように管理する力が大切です。

また、小学校では保護者の方に渡すプリントも配られますから、必要な物をきちんと把握してしまい、きちんと持ち帰って渡す習慣も必要です。

かんたんな読み書きができる「識字力」

授業で先生の板書を見て書き写す、プリントに自分の名前を書く、教科書や掲示物を読む、持ち物の名前を見て自分の物か確認するなど、小学校ではひらがなの読み書きが必要な場面が多くなります。

入学前の段階で最低限ひらがなの読み書きができていないと、やるべき事ができずに困ったり、つまづいて出遅れてしまうのです。

ベネッセによると、年長児の約40%が入学までにひらがなの識字を習得しているようですが、6割のお子さんは入学後に言葉でつまづいてしまう可能性が高いと言えます。

年長児になった時点で学び始め、入学時点でひらがなの識字ができる状態がベストですが、スタートが遅れてしまってもせめて読むことだけはマスターできるようにしましょう。

入学準備段階で最低限やっておきたい勉強内容とは?

運筆の基本練習

小学校に入学すると、言葉や数字の読み書きをする機会が増えるため、鉛筆の持ち方・使い方は必ず習得しておきましょう。

小学校1年生で鉛筆を正しく扱える子供は、10人に3人もいないと言われており、実は意外と家庭で教えられていない事の1つです。

字を書く前に運筆の練習をしておくことで、文字が読みやすく綺麗に書ける訓練になります。

また、正しく鉛筆が使えないと書く事に疲れて意欲を低下させたり、勉強中の姿勢が悪くなってしまう恐れもありますので、早い段階で運筆の練習を始めましょう。

記号を使って楽しく運筆を学ぼう!

ひらがなやカタカナを始める前に、まずは鉛筆の持ち方と動かし方を学び、自分でコントロールできるようにすることが大切です。

まずは、形としてシンプルな記号「|(縦線)」「-(横線)」「+(十字線)」「/\(斜め線)」がきちんと書けるようにしましょう。

その後は「□(四角形)」と「○(円)」「∞(無限)」を書き、バランス良く書けること、端がきちんと閉じられる事を心がけます。

記号を綺麗に書く練習は、大人のペン字練習でも行われるほど重要な内容なので、子供の運筆練習にも必要不可欠です。

ひらがなの読み書き

運筆の練習が上達してきたら、ひらがなの読み書きを始めましょう。

今や100円ショップでもひらがなドリルが販売されていたり、パソコンとプリンターがあればインターネットで無料ダウンロードできる教材もあります。

カタカナの方が直線的な文字であるため、書字としては始めやすいのですが、入学後はひらがなの読み書き場面が圧倒的に多いことを考えると、ひらがなから開始するのが良いでしょう。

もし、入学準備を早めに始められるご家庭なら、カタカナから開始するのも誤りではありません。

50音全て終えたら、日記をつけよう!

「あ」から「ん」まで全てのひらがなが書ける様になったら、今度は日記をつけて「普段使っている言葉」と「ひらがな」を紐づけしていきます。

ただし、最初から文章で書く日記はハードルが高いので、保護者の方がノートに見出しを書き、子供が単語で応えられるQ&A方式で始めるとスムーズです。

「Q.あさごはんはなにをたべましたか?A.たまごやき」「Q.どうぶつえんでどんなどうぶつをみましたか?A.ぞうきりんライオン」といった具合に進めていきます。

「おはな」「ハンバーグ」「ぞう」など単語で書く事になれて来たら、少しずつ文節や単語量を増やしていきましょう。

さらに、入学まで時間があるご家庭では、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どうした)を意識させてみたり、3行日記をつけてみましょう。

いずれの方法にしても、子供が楽しんで続けられることが大切ですので、急な難易度アップは避け、少しずつステップアップすることが大切です。

時計の見方、読み方

小学校では自分で時間を確認し、決まった時間内で行動する管理力が必要になります。

まず最初は時計の見方と読み方を学び、時間の概念を理解できるようにしましょう。

それと同時に、時間を意識しつつ生活を送る習慣を取り入れて、感覚部分も磨くようにしていきます。

時計の見方は勉強教材でも教えてくれますが、時間間隔や時計を見る癖は習慣化しないと身につきづらいので、ご家庭でのフォローが大切です。

難しくない!家庭での時計の取り入れ方

時計の見方が分からないお子さんでも、「時計の長い針が3になるまでに、着替えをしよう」「時計の短い針が6になったらご飯の時間だから、それまでは遊んで良いよ」など、時計を見て行動するよう促していきます。

また、時計が少しずつ読めるようになってきたら、「12:30になったらお昼ご飯を食べよう」「午後3時には出かけるから、それまでに着替えをしておいてね」など、時間を具体的に示して意識させるようにしましょう。

小学校入学前の2~3月には、「あと10分で片づけをしてね」「今から30分間はお絵かきをしていいよ」など、時間に合わせて行動する練習も行いましょう。

数をかぞえる

足し算や引き算は、6月ごろには小学校の勉強として教えてもらえますが、入学準備の時点で数をかぞえる経験をしておくことが大切です。

この経験を先にしておくことで、計算の感覚をつかむことができ、算数の授業もスムーズに頭に入ります。

また、数をかぞえる感覚がないと、授業で「教科書の10ページを開いてください」と言われても、どうすれば良いのか分からないという事態になりかねません。

「スプーンを3本テーブルに出してくれるかな?」「テーブルにお皿は何枚ある?」「チョコレートはあと何個?」など、家庭では数を感じる機会がたくさんあるので、有効活用しましょう。

私立・国立の小学校はもうワンランク上まで勉強を

カタカナ、数字の読み書き

公立の小学校は、基本的に勉強のできない子に合わせて勉強を進めるため、入学準備でそれほど難しい内容を学ばなくても問題ありません。

しかし、私立や国立の小学校はどんどん勉強が進んでいきますので、入学前に少し上のレベルまで勉強しておくと安心です。

文字に関して言えば、ひらがなだけでなくカタカナや数字もきちんと識字できるよう、読み書きの練習を行いましょう。

また、ひらがなで行った日記練習も、カタカナや数字を交え、言葉と文字を一致させるよう工夫してください。

数の足し引き(1~10まで)

目の前にある物の数をかぞえられる様になったら、足し引きまで感覚を身につけるようにしてみましょう。

算数のように「6+3=9」といった形式的にやるのではなく、最初は「足す=数がふえる」「引く=数が減る」という事が理解できるように勉強します。

「飴が2個。ここに飴を3つ足したら、全部でいくつ?」「ハトが5羽いたのに、3羽飛んでいってしまったら、残りは何羽いるだろう?」といったように身近な題材を使って始めると、伝わりやすくなります。

基本的には10までの数で良いですが、さらにステップアップできそうな子は小銭を使って2桁の足し引きも学んでみましょう。

かんたんな本の音読

小学校に入ると、国語の授業では必ずといって良いほど音読の機会があり、さらに宿題として出される場合もあります。

文章を音読することで声の適切な大きさ、読む速度、文章の区切り、正しい言葉の使い方などが分かるようになり、さらに意識して言葉に触れることで語彙力が高まるのです。

また、音読は目・口・耳を使うため、思考力や判断力を司る脳の前頭前野を活発に働かせることができ、脳機能を高めることにも繋がっています。

本の音読をする時は、物語だけでなく説明文など様々な文章に触れ、わからない言葉があれば保護者の方が解説したり、国語辞典で調べるようにしましょう。

国語辞典の使い方

小学校に入学すると、国語や算数、生活、道徳など様々な授業が行われ、今まで自分が知らなかった多くの言葉に触れる機会が生まれます。

この時、自分が知らない言葉を知らないままにしてしまうと、国語力が伸びず、作文や感想文でつまづきやすくなります。

辞書の使い方は小学4年生頃に習うものですが、「自学自習の習慣をつけたい」「学びの機会をふやしたい」というご家庭は、国語辞典も1年生から積極的に活用していきましょう。

ただし、国語辞典の説明は年長児や1年生には難しい内容もあるので、保護者の方がフォローしながら、正しく学べるようにすることが大切です。

机上以外の勉強も大切!聞く力と話す力を伸ばすコツ

親が会話のお手本になる

先生やお友だちとコミュニケーションを上手く取れるようになるには、子供自身を会話に慣れさせる事が近道です。

親子の会話の時間を増やし、「人の話を目を見て聞く」「自分の気持ちや意見を伝える」「物事の説明をする」「分からない事を質問する」という機会を増やしましょう。

また、この時子供は親の姿勢や話し方を真似て覚えていきますので、自分が手本であることを忘れずに会話することが重要です。

主語や述語を飛ばさないようにし、具体的にわかりやすく伝えたり、5W1Hを意識して話すようにしましょう。

かんたんな敬語を理解する

保育園・幼稚園まではカジュアルな言葉遣いだけで許されますが、小学生になれば先生や先輩と話す機会もありますので、入学準備とあわせて、親子の会話に敬語やです・ます調を少しずつ取り入れ、慣れさせていきましょう。

入学前の段階では尊敬語がどうとか、謙譲語がなんだという具体的な理解は全く必要ありません。

どんな場面で敬語を使うのか、どんな言い方をするのかなど、丁寧な話し方が身に付けば十分です。

持ち物の準備、片づけを自分で行わせる

保育園や幼稚園、習い事に持って行く物は、自分でかばんに準備をし、自分で片づけるよう習慣づけましょう。

すべて保護者の方がやってしまうと、入学後に学校内で自分の持ち物を管理できず、忘れ物や落し物が多くなってしまいます。

また、自分は何が必要なのかを考え、準備をする癖もつけておくと、理科室や図工室などへの教室移動があっても、自分一人でしっかり準備できて安心です。

入学前の勉強準備にタブレット学習は良いの?

入学準備コースで必要な勉強がもれなくできる

タブレット学習では、冬頃になると新1年生向けに提供するコースが増えてきますが、その内容は上記で紹介したような必要な学習が網羅されています。

新1年生向けだけでなく、幼児向けコースでもすでに文字や数の勉強がはじまるため、早く始めれば始めるだけスタートダッシュが行えます。

入学準備で取り組みたい勉強はたくさんあるので、保護者の方だけでフォローするのは想像以上に大変です。

しかも共働き世帯ともなれば、休日くらいしかゆっくり勉強をみてあげられませんので、開始時期によっては入学に間に合わない事も考えられます。

必要な勉強がきちんと行えて、入学に向けて無理なくステップアップできるタブレット学習は、入学準備としても大いに活用できます。

継続学習で入学後の勉強も万全体制

幼児用コースは小学生コースに切り替わる内容が多いため、入学準備の勉強として取り入れれば、入学後の勉強教材としても利用できます。

段階的に学ぶことができ、レベルに合わせて知識を増やすことが出来るので、成績アップにも繋がります。

また、「ICT教育とは?学校でタブレットを使う理由とその効果を調査」で掲載しているように、小学校においてもICT教育が進められてきてはいますが、まだ紙教材で指導する事の方が多いのが現状です。

そのため、より理解しやすい教材を導入したいご家庭や、進学先の小学校でICT導入がそれほどなされていない場合は、家庭の教材でタブレット学習を導入するのも子供にとってメリットがあります。

紙教材とタブレット、どちらがベスト?

先にもお伝えしたように、入学準備として勉強を取り入れる際は子どもが「勉強=楽しい」と感じることが最も重要です。

学ぶことの楽しさを感じ、好奇心や探求心を持って勉強に取り組めることができれば、入学後の授業も進んで学べるようになります。

そのため、ドリルのような紙教材の通信教育であっても、タブレット学習であっても、お子さんに合った方法であればどちらでも構いません。

音や動きに興味を示す子はタブレット学習、今までドリルやプリントを取り組んできた子は紙教材といった具合に、適性に合わせて使い分けましょう。

入学準備で活用できる教材は、紙・タブレットともに「幼児用タブレット学習で幼稚園のお友達より先回り!効果的な教材は?」で紹介していますので、導入をお考えの方は参考にご覧ください。

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