【スマイルゼミVS進研ゼミ】比較で分かった本当に選ぶべき教材とは!?

タブレット学習の導入を検討しているご家庭で、よく比較されるのが「スマイルゼミ」と「進研ゼミ」です。
どちらの方がより優れているのか、教材の内容やサービス、価格の違いを比較してみた結果をお伝えします。

※本サイトにはプロモーションが含まれています。

スマイルゼミってどんな教材?

学習支援ソフトの開発会社が提供

スマイルゼミ

スマイルゼミは、完全タブレット学習型の通信教育で、端末1つですべて完結するスタイルの教材です。

東証一部上場企業である「ジャストシステム」が提供していますが、小学校をはじめとする教育機関向けの学習支援ソフトなども開発している会社で、子供の勉強・学びをサポートする実績を多く積み重ねています。

北海道から九州まで、全国各地のデパートやショッピングモールで体験会を開催しており、専用タブレットの実機を触ってから利用できる安心感も選ばれているポイントです。

幼児から高校生までの教材を展開

スマイルゼミの教材は、現在は幼児(年中)~高校生が対象に変更されています。

2018年に幼児向けのコースを新設(年少以下の幼児は通年での教材はなし)、2023年2月から高校1・2年生コースが開始されたことで、幅広い範囲の学習が可能となりました。

今までは高校へ進学したタイミングや、加入したい年齢によっては、スマイルゼミは使えない事がありましたが、今は長期目線で学業をカバーできる教材になっています。

また、2024年2月から高校3年生コースが開始となり、理解度に合わせた専用の学習プランが組める、大学入試にも役立つコンテンツも提供されています。

オーダーメイドプログラムで最適な学習

タブレットのみ使用して学ぶスマイルゼミは、常に学習状況に応じて、今最適なプログラムが提示されます。

得意と苦手をデータ化して瞬時に解析することで、漏れなくしっかり学習できるのが特徴です。

遅れが生じている教科や自分が間違えやすい問題も、的確にアプローチできることから、バランス良く学びたいご家庭に向いています。

体感&解きなおしで理解力が高まる

デジタルならではの特徴を駆使し、子供が体感しながら学べるため、イメージが重要な展開図や実験なども分かりやすく学べます。

苦手な単元や問題の解きなおしシステムも搭載されているので、1度限りで終わることなく、理解して進められるのが魅力です。

プログラミング講座にも対応しており、基本料金内で受講することができるので、タブレット1台で様々な学びに対応しています。

成績アップ・漢検合格の実績も

小学生コースでは漢字検定合格率が96.5%と非常に高く、「日本漢字検定団体の部奨励賞」を2年連続で受賞しています。

また、中学生コースでは子供の学習習慣がプラスに変化し、利用会員のうち84.8%ものご家庭でこれまでとの違いを実感しています。

学習の習慣づけに取り組みたいご家庭から、成績向上や各種検定・試験への合格を目指すご家庭まで、幅広い需要に応える信頼の教材です。

英語を重視したい家庭にもオススメ!

スマイルゼミは、2019年イードアワード「子ども英語教材」部門で最優秀賞を獲得しました。

2018年にも最優秀賞を獲得していることから、2年連続での受賞となり、英語教材としてのクオリティの高さが窺えます。

新学習指導要領に対応した小学1年生からの英語教育と、英検2級レベルまで学習できる有料オプション「英語プレミアム」で、生きた英語を一人でもしっかり学ぶことが可能です。

著名な高校への進学実績アリ

高校の合格実績では超名門校への輩出は少ないものの、開成高校や筑波大学付属駒場高校、東葛飾高校、堀川高校探究科、修猷館高等学校といった偏差値70台の学校への進学実績を多数誇ります。

また、早稲田大学高等学院やICU、日比谷高校、慶應義塾志木、大阪教育大学附属池田、堀川高等学校といった有名高校への合格者も送り出しており、レベルの高い学校を目指す方にも効果的な教材と言えそうです。

有効に使えば十分に難関校を目指せるレベルに到達することが可能で、タブレット学習でもしっかりと学びを発展させることができます。

中学校受験は少々苦手?

スマイルゼミの小学生向けコースでは、残念ながら、中学受験に特化したサービスは提供されていません。

学力アップにつながる発展クラスを設けており、学習量を増やしつつ読解力や思考力、問題解決力などを高めることは可能ですが、高校入試を見据えた準備として提供しています。

中学受験を控えるご家庭では、スマイルゼミと併用して志望校対策を行う必要がありそうです。

スマイルゼミの公式サイトスマイルゼミの評判・口コミ

進研ゼミってどんな教材?

家庭学習のパイオニアが作る多角的アプローチ

進研ゼミ

言わずと知れた教育界の大手企業「ベネッセ」が提供するサービスで、0歳~シニアまで幅広い世代の学びを支援しています。

タブレット学習(ハイブリッド)を導入しているのは小学1年生~中学3年生までですが、高校講座では映像授業や専用アプリを配信するなど、紙媒体からのIT化が進められています。

多様な副教材も使った包括的な学びができるので、デジタルだけでは心配というご家庭も導入しやすいでしょう。

幼児から高校生まで一貫した学びを提供

進研ゼミは、幼児向け教材「こどもちゃれんじ」、小学講座、中学講座、高校講座と学生時代を通して学びを続けることができます。

内容・システムが子どもに合わなくなった場合を除き、教材を変更する必要がないので、一貫して学習を継続できるのもポイントです。

保護者の視点でも、再度教材を選びなおしたり、退会・加入手続きをする煩わしさがないので、利便性の面でも優れています。

デジタルだけに頼らない効率重視の教材

進研ゼミのタブレット学習は、デジタルだけでなく必要に応じて紙教材と併用しながら、勉強を進めていきます。

デジタルだからこそ分かりやすい学習と、紙媒体が得意とする学習とを組み合わせ、効率良く学ぶことが可能です。

「教材が多く複雑」「1つで完結しないから分かりにくい」という声もありますが、偏りなく学べる点はメリットと考えるご家庭が多い様です。

検定・実力診断も豊富

小学講座から上の学年では、英検準1級・GTEC1,190点相当レベル対応の検定対策を、無料で使うことができます。

また、小学講座には漢検の予想問題、中学講座には入試対策が付属するので、学校の勉強以外の面もしっかりサポートしてくれます。

さらに、全国規模で行われる実力診断テストや模擬試験も実施するため、自分の学力を客観的に評価することもできるうえ、結果に合わせた克服教材までもらえる充実ぶりです。

志望校合格率がスゴイ!

進研ゼミは入試対策にも力を入れており、中学講座では志望校合格率97.8%という高い実績を誇ります。

また、大学入試では東大・京大や旧帝大、早慶上理といった難関校にも多くの現役合格者を輩出し、受験を考えているご家庭にもオススメできる教材です。

難関校やレベルの高い学校への受験を考えている方も、予備校に負けない充実した学びを受けることができます。

中学受験は費用がかかるので注意

中学講座、高校講座では受験対策も料金内に含まれますが、小学講座は中学受験が有料オプションとなっており、追加料金がかかります。

ただし、1年生から受験用の講座を受けることができ、中高一貫校用や私立・国立用とサービスが細かく分かれているため、しっかりと対策することが可能です。

中学受験教材は、小学講座の会員でなくても受講することができるので、「通っている塾はそのままに、受験教材だけ使ってみたい」「中学受験用の教材を探している」という方も利用できます。

サポート体制も万全

長年通信教育に携わっているだけあり、教材の解説だけでなく質問窓口による勉強のサポート面も充実しているため、より安心して導入できる点も人気を博しています。

中学講座以降では、勉強だけでなく進路相談が行える窓口も利用できるようになるため、志望校の選定や受験勉強に悩んだ時もしっかり支えてくれるのが魅力です。

家庭学習でありながら、不明な点やつまづきを残さずに学習できるので、安定感・安心感は抜群と言えるでしょう。

タブレット学習でも赤ペン先生は利用できる

進研ゼミの特徴である「赤ペン先生」も利用できるので、講師によるフォローももちろん受けられます。

対人のサポートが受けられるサービスは、家庭学習における孤独感を取り除き、モチベーションを維持・向上する要素にもなります。

しかも、中学生以上の学年になると担任制の赤ペン先生になるので、より手厚くサポートしてくれるのも嬉しい所です。

進研ゼミの公式サイト進研ゼミの評判・口コミ

使用するタブレット端末の比較

サイズ・重さはどのくらい違う?

紙の大きさで考えると、スマイルゼミも進研ゼミ(チャレンジタッチ)もB5サイズに近い端末の大きさですが、スマイルゼミの方が横にワイドな設計です。

実際に操作をする液晶サイズはスマイルゼミの方が若干大きく、全体的に大きめに作られているようです。

大きな画面の方が良さそうに思いますが、使いやすさは子供の体型や手の大きさなどによって異なるため、必ずしも「大きい画面=良い」とは言えません。

重さについては、進研ゼミの方が190g重い結果になっており、炊飯前(1時間吸水後)の生米1合弱くらいの違いが生じました。

主に自宅内で使用する場合はどちらでも構いませんが、頻繁に持ち運ぶことが考えられるご家庭では、重量が軽く、バッテリーの持ちも少し長いスマイルゼミの方が使いやすそうです。

 
スマイルゼミ
進研ゼミ(チャレンジタッチ)
タブレットの大きさ
縦180mm×横270mm×厚み10.2mm
縦191mm×横252mm×厚み16mm
液晶サイズ
10.1インチ(800×1,200)
9.7インチ(768×1,024)
タッチパネル
マルチタッチ(静電容量方式)
シングルタッチ(抵抗膜方式)
タブレットの重さ
約560g
約750g
バッテリー
6,480mAh
6,000mAh
メモリ
16GB
16GB
ペン
電磁誘導式デジタイザー(パームリジェクション機能つき)
専用タッチペン(詳細記載なし)

使いやすさに差が出る「ペン」の性能

上記の比較表の中で、大きさや重さと併せて確認したいのが、実際に使用するペンの性能です。

スマイルゼミの方には難しい単語が並んでいますが、実は「パームリジェクション機能」というのが非常に重要になります。

これは「ペンの先だけを感知する機能」で、他のものが画面に触れていてもきちんとペン先を認識し、選択・記述ができるというものです。

勉強をしている時はペンの持ち手を画面につけて書くのが普通ですが、パームリジェクション機能が搭載されていないと、手のひらが認識されて誤操作してしまうため、手を浮かせて使わなければなりません。

この点、スマイルゼミの専用ペンにはパームリジェクション機能がついていますから、紙と同じように手をしっかりつけて、勉強に取り組むことが可能です。

タブレットの機能に違いはある?

搭載されている機能のうち、大きく違いが生じるのは「カメラ」「サイト接続」の2項目です。

カメラ機能はスマイルゼミの方が優れており、勉強以外でも楽しめるのが子供にとっては嬉しいところです。

また、最も気になる外部サイトへのアクセスですが、完全不可の試験ゼミに比べ、スマイルゼミのタブレットだと子供用サイトへの接続が行えてしまいます。

外部サイトへの接続ができてしまうと、勉強に集中できないのではないかという保護者の懸念もあり、この点を良しとするかはご家庭の方針によるところです。

ただし、「人気のスマイルゼミにもデメリットがあった!導入前の意外な注意点とは」で紹介していますが、保護者用サイトから利用可否や時間制限が決められるため、サイト接続をしないよう設定することもできます。

 
スマイルゼミ
進研ゼミ(チャレンジタッチ)
カメラ
背面(500万画素)、表面(200万画素)
背面のみ(200万画素)
カードスロット
microSD
SD(SDHC対応)
端子
ヘッドホンマイク、microUSB
ヘッドホンマイク、MiniUSB
通信
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
外部サイト
一部アクセス可(Yahoo!きっず)
アクセス不可
外部アプリ
ダウンロード不可
ダウンロード不可
センサー
照度センサー、Gセンサー、E-コンパス
表記なし
専用カバー
あり(角度調節可能)
あり(角度調節可能)

センサーの有無は重視せずともOK

進研ゼミのタブレットの仕様には記載がありませんが、スマイルゼミのタブレットには3種類のセンサーがついています。

その中でも特に勉強に関わるのは「照明センサー」で、周囲の明るさを検知することで画面の輝度を自動調節し、最適な明るさにしてくれます。

暗すぎる場所や明るすぎる場所で使うと、目の負担が大きくなって疲れやすくなるため、搭載されている方が便利と言えます。

ただし、画面回転を感知する「Gセンサー」や、電子コンパスの「E-コンパス」はほぼ勉強に影響しないものですから、あってもなくても大差ありません。

そこまで重視する項目ではありませんから、おまけ程度に考えておけば良いでしょう。

タブレットの端末代金はどちらが高い!?

スマイルゼミも進研ゼミも、受講するためには専用タブレット端末の購入が必要ですが、端末の価格は進研ゼミの方が圧倒的に安くなっています。

進研ゼミを半年以上継続して受講すれば、端末代金が無料になるため、家計の負担も少なく導入しやすい教材です。

また、万一の故障に備えたサポートサービスも、月額で考えると進研ゼミの方が安く加入できます。

しかも、スマイルゼミは1年ずつしか更新できないうえに、1年間のサポート期間中1回しか安く交換できないため、利便性が低めと言えます。

タブレット自体の性能や機能についての比較では、スマイルゼミの方が優れた面が多くみられていたため、少々残念な印象が否めません。

 
スマイルゼミ
進研ゼミ(チャレンジタッチ)
端末代金
43,780円(税込)
※入会時は別途10,978円(税込)の端末準備費が必要
小学1~3年生:39,800円(税込)
小学4~6年生:19,800円(税込)
※学年によって端末が違う
割引制度
12カ月継続授業で、端末代金無料
6か月継続授業で、端末代金無料
初期不良・自然故障
1年間無償保証
1年間無償保証
サポートサービス
月額330円(1年毎の更新のみ)
小学1~3年生:月額300円
小学4~6年生:月額200円
(6か月契約、12か月契約は割引あり)
サポート内容
破損・故障の場合、1台6,600円(税込)でタブレット端末の交換が可能です。
破損・故障の場合、1台3,300円(税込)で交換可能。(自己破損も保証対象内)
サポート加入制限
入会時、タブレット交換・追加購入時
専用タブレット到着前のみ
サポート回数制限
期間中(1年間)に1回
特になし

※各種タブレット端末の値上がりやサービス内容の変更に合わせて表を更新しました。【2024/05/03更新】

使って分かった!利用者口コミで考える魅力

進研ゼミとスマイルゼミ両方のタブレットを使ったご家庭から話を聞くと、比較的年齢の低いお子さんからはスマイルゼミのタブレットの方が好評でした。

タブレットが大きくて書きやすく、手を画面につけても問題なく使えるため、スムーズに勉強に取り組めるという点が大きな利点として挙がっています。

さらに、軽くて持ち運びも苦にならないので、祖父母宅や友人宅、旅行先、習い事の教室といった外出先へ持って行き、スキマ時間に学べるという点は保護者の方からよく聞かれるメリットです。

スマイルゼミは全国で実機の体験会を開催しているため、実際に触れてから加入を検討できるのもプラスの要素と言えます。

一方、やはり初期費用やランニングコストの面で、スマイルゼミの導入を躊躇するご家庭も少なくありません。

端末の購入に関する比較では、進研ゼミに軍配が上がっていますので、費用負担が心配なご家庭にとってスマイルゼミは少々負担が大きくなります。

教材の質・難度を求めるなら進研ゼミが優勢

小学校中学年以降になると、スマイルゼミよりも進研ゼミの方が良かったという声も多く聞かれます。

学年が上がるにつれて、勉強の楽しさに加えて内容の充実度を求めたり、受験など難しい問題への対策も期待することから、クオリティを求めるご家庭では進研ゼミの方がより利用しやすいようです。

また、進研ゼミは2023年のイードアワードで小学生が好きな通信教育・顧客満足度1位を4年連続で受賞しているなど、人気と実績のある学習教材でもあります。

使いやすさと金額だけでなく、下記で紹介する教材の品質と総合的に考えて、子供が継続しやすいサービスを選びましょう。

対応教科・勉強内容の比較

学べる教科はどちらも一緒で過不足なし

スマイルゼミと進研ゼミで学べる基本の教科を比較してみましたが、どちらも受けられる内容に違いはありませんでした。

もちろん小学校から必修化されたプログラミング教育も、両者対応した講座を設けているので安心です。

中学生からは、内申点に影響する実技教科4科目にも対応しており、高校受験を控えるご家庭でも双方ともに活用できる教材です。

また、主要5科目についてはどちらも教科書に対応した内容、かつ新学習指導要領に準拠した教材となるため、学校の予習・復習も問題なく取り組めます。

 
スマイルゼミ
進研ゼミ
小学1~2年生
国語、算数、英語、プログラミング
国語、算数、英語、プログラミング
小学3~6年生
国語、算数、理科、社会、英語、プログラミング
国語、算数、理科、社会、英語、プログラミング
中学1~3年生
国語、数学、理科、社会、英語、保健体育、音楽、美術、技術家庭
国語、数学、理科、社会、英語、保健体育、音楽、美術、技術家庭

中高一貫校の対応は進研ゼミだけ!

中高一貫校に通われている場合、他の学校に比べて授業の進度が早い事が多く、また難しい問題に取り組むことも多々あります。

スマイルゼミは2023年に高校生コースが新設されましたが、中高一貫校に向けたサービスの提供はありません。

この点、進研ゼミは従来から高校までコースが用意されているうえ、中高一貫校向けの専用コースも設けられているので安心です。

もちろん、中高一貫コースも途中から加入できますので、スマイルゼミで進度が合わないと感じたら、進研ゼミに乗り換えることもできます。

勉強はレベル別に選択できる?

通信教育を導入する時は、子供に合ったレベルで勉強を進めることが大切です。

スマイルゼミと進研ゼミの小学生・中学生コースでは、難易度別にコースが設けられており、自分に合ったレベルで段階的に取り組むことができます。

スマイルゼミは「標準クラス」と「発展クラス(中学生では特進クラス)」の2種類があり、発展クラスは学習量が標準クラスの約1.5倍で、応用問題があり、読解力・論理的思考力・問題解決力が身につくコースになっています。

ただし、学年やお支払い方法にもよりますが、発展(特進)クラスは標準クラスと比べて、小学生で月額600円~1,200円(税込)ほど、中学生で月額6,600円(税込)の追加料金が発生します。

一方、進研ゼミ(チャレンジタッチ)は、学力に合わせて「標準コース(中学生ではスタンダード)」と「上位コース(中学生ではハイレベル)」があり、上位コースは「上位レッスン」が追加され、応用問題の割合が多くなります。

スマイルゼミと違って、どちらのコースを選んでも料金内で利用できるサービスかつ、タブレット上でいつでもコースの切り替えが可能なので、気軽に難しい問題にも挑戦できます。

また、教科ごとにコースを選べるので、得意な教科は上位コース、苦手な教科は標準コースといった組み合わせも可能で、より個別性の高い対応が可能です。

 スマイルゼミ進研ゼミ
小学生コース標準クラス無料標準コース無料
発展クラス+月額600円~上位コース無料
中学生コース標準クラス無料スタンダード無料
特進クラス+月額6,600円ハイレベル※無料

※進研ゼミ(チャレンジタッチ)の中3のハイレベルは「受験総合」「難関挑戦」「最難関挑戦」の3種類になります。追加費用はかからず無料です。

基本的な勉強量は大差なし

スマイルゼミと進研ゼミの勉強のボリュームを比較してみると、どちらも1講座約15分を目安に設計されているため、大きな差はありません。

ただし、これらはあくまで目安であり、子供の学習ペースによって多少前後する可能性があります。

解説の量や丁寧さで比べると、進研ゼミの方がややしっかりとした印象なので、勉強が苦手な子やつまづきが多い場合は、進研ゼミから始めてみると良さそうです。

比較すべき「プラスα」の要素!

主要科目の問題・解説に加え、どのような学習サポートが利用できるのかも、品質の判断には不可欠です。

両者を比較してみると、スマイルゼミの方がシンプルな構成で、タブレット専用な事から付属の教材も少なめです。

進研ゼミはタブレット学習でも、様々な補助教材や付録がついてくるため、画面上以外でも多角的なサポートが行えます。

その分、タブレット1つで全て完了する訳ではありませんので、少々煩雑な印象があるのも事実です。

どちらの方が良いのかは、ご家庭の方針や子供の興味の有無にもよりますので、親子でしっかり話し合って導入すると良いでしょう。

 スマイルゼミ進研ゼミ
小学生コース無料プログラミング
漢検ドリル
美文字判定
計算ドリル
ミニゲーム反復教材
朝日小学生新聞配信
プログラミング
英語12段階習熟度別トレーニング
思考力教材
学習応援AI★ミラクルロボ
電気実験マジカルチェッカー
アルファベット読み書きBOOK
電子図書館まなびライブラリー
マイクつきスーパーヘッドフォン
スペシャルキーボード など
有料英語プレミアムオンラインスピーキング(英会話)
プログラミング講座
考える力・プラス講座
中学受験講座
公立中高一貫校受験講座
作文・表現力講座
かがく組
漢字計算くりかえしドリル
国語算数発展ワーク
国語算数ハイレベルテキスト
キケン!はっけん講座
中学生コース無料定期テスト対策講座
漢検対策
英検対策
暗記カード
入試対策講座
定期テスト厳選予想問題
定期テスト暗記BOOK
記述力UPドリル
ニガテ診断&克服ドリル
電子辞書
小学校要点カンペキ大辞典
電子図書館まなびライブラリー など
有料英語プレミアムEVERES
合格への過去問セレクト5
入試によく出る基礎定着ドリル 理科・社会
合格力UP!ワーク&添削
オンラインスピーキング(中学生・高校生版)
ゲーム型英語学習アプリ Risdom【リズダム】

※表の内容はあくまで一例です。最新の情報を保つようにはしていますが、時期によって補助教材の内容や付録が変わるため、正確な情報はスマイルゼミ(小学生コース)進研ゼミ(小学講座)の各公式サイトをご確認ください。

プログラミング講座はどちらも受講可能

2020年から必修化されたプログラミング教育に対し、スマイルゼミや進研ゼミでもプログラミング講座を提供しています。

どちらも小学生用コースの料金内で受講できるため、追加の受講費用を支払う必要はありません。

また、どちらのプログラミング講座も論理的思考力を培えるという点は一緒で、算数・理科・社会など各教科と連携して「教科×プログラミング」で学習を進めていく形になります。

進研ゼミは上記に加えて、情報モラル、情報デザイン、ゲームタイプとITリテラシーを高められるプログラミング講座の内容がかなり充実しています。

プログラミング講座の内容を重視したいというご家庭は、進研ゼミの方がよりしっかりと学べそうです。

受験対策に強いのはどちらの教材?

入試対策に着目して比較してみると、スマイルゼミは「無料だがやや弱い」、進研ゼミは「有料だが強い」という特徴があります。

スマイルゼミの場合、基本はすべて無料コース内の講座で対応できるため、発展(特進)クラスを受験すれば、ある程度の難易度の学校までは対策が行えます。

ただし、いわゆる難関校・有名校の輩出実績は少ないため、ハイレベルの受験を控えるご家庭には少々物足りなさを感じるでしょう。

それとは反対に進研ゼミは、ある程度の部分まで無料の範囲で行えるのは変わりませんが、有料オプションでのサポートも万全に備えています。

特に小学生コースは、オプションをつけないと入試の勉強が重視されていないため、追加料金の発生は不可避でしょう。

さらに、中学生コースの場合、3年生になれば基本の勉強も受験に備えたレベル・コース分けが行われ、志望校別の対策が行えます。

実際、全国のレベルの高い学校への合格実績もスマイルゼミより多く、よりハイレベルな受験を目指す方にも良い教材です。

サービス・サポートの比較

質問窓口などの学習フォローはある?

家庭学習においては、分からない問題や聞きたい事をすぐ解決できる窓口が必要になりますが、残念ながらスマイルゼミはフォローのサービスを設けていません。

自分に合った勉強内容をリアルタイムで提供してもらえるものの、解説を読んでも分からない問題は、学校の先生や両親がサポートする必要があります。

この点、進研ゼミはかなり手厚いサービスを設けており、小学生でも中学生でも24時間質問できる環境が整っているのが魅力です。

 
スマイルゼミ
進研ゼミ
小学生コース
学習分析・おすすめ講座提案
ポイントシステム(ご褒美)
スゴいキミ!(表彰制度)
赤ペン先生添削
実力診断テスト
質問ひろば(3年生以上)
ジュエル・アバター機能(ご褒美)
中学生コース
オーダーメイド型学習プラン
入試攻略プラン
ポイントシステム(ご褒美)
担任制赤ペンコーチ
オーダーメイド学習
実力診断テスト
教科質問ひろば
テストお助け電話
進路個別相談ダイヤル
努力賞制度

保護者向けサービスは充実しているの?

スマイルゼミでは家族でメッセージを送信し合い、コミュニケーションが取れる「みまもるトーク」と、マイページで学習状況を確認できる「みまもるネット」の2サービスが提供されています。

子供の日々の進捗や成果を確認しつつ、適切な声掛けができる仕組みが整っているため、勉強につきっきりにならずとも保護者のフォローが行えます。

さらに、みまもるネットからインターネットの利用制限や閲覧履歴の確認ができるため、安全にインターネットを使えるよう環境を作ることも可能です。

進研ゼミでも、保護者用サイト「おうえんネット」から、学習の取り組みや理解度、課題提出状況、成績などを閲覧できます。

そのうえ、タイムリーにメールでお知らせを受け取る事も可能で、いつでもどこでも見守ることができます。

子供へ応援メッセージを送る事は出来ますが、メッセージのやり取りは行えませんので、この点がスマイルゼミとの違いになるでしょう。

ただし、最近は小中学生でもスマートフォンを持っている子供が多い事を考えると、大きなデメリットにはならず、どちらの教材も保護者向けサービスは同等と言えます。

受講の料金の違い

基本の受講料はどちらが高い?

まずは各学年の料金を税込で比較してみたところ、小学生はほぼ料金は変わらず、中学生では進研ゼミの方が安いことが分かりました。

スマイルゼミは、難易度レベルによって費用が変動しますが、進研ゼミはどの難易度でも一律価格で受講できるため、躊躇なく子供のレベルに合わせた内容が選べます。

最初の項目でお伝えした通り、タブレットの購入価格は進研ゼミの方が安く、しかも半年以上続ければ端末代が無料になることも含めて考えると、コスト面ではスマイルゼミは少々お財布に厳しそうです。

しかし、スマイルゼミの価格も塾や予備校に比べれば決して高くはありませんし、返金保証もついているので、子供が興味を示しているのであれば導入を検討する価値がある教材です。

 標準(税込)発展・上位(税込)
スマイルゼミ進研ゼミスマイルゼミ進研ゼミ
小学1年生月3,278円~月3,250円~月3,828円~月3,250円~
小学2年生月3,520円~月3,490円~月4,400円~月3,490円~
小学3年生月4,180円~月4,460円~月5,170円~月4,460円~
小学4年生月4,840円~月4,980円~月5,830円~月4,980円~
小学5年生月5,720円~月5,980円~月6,710円~月5,980円~
小学6年生月6,270円~月6,370円~月7,260円~月6,370円~
中学1年生月7,480円~月6,990円~月14,080円~月6,990円~
中学2年生月8,580円~月7,140円~月15,180円~月7,140円~
中学3年生月9,680円~月7,190円~月16,280円~月7,190円~
中高一貫なし月9,410円~なし月9,410円~

※上記は12か月分一括払いを利用した時の、受講料金です。毎月払いまたは6か月分一括払いの場合、費用が少し高くなります。【2024/05/03更新】

受講料が割引かれる特典があった!

スマイルゼミは2年以上継続して受講すると、月額が100円ずつ安くなる(最大500円)の継続割引が受けられるため、続けて使用した方がお得になります。

また、割引ではありませんが、兄弟で加入すると2,000円分、友達紹介で1,000円分のデジタルギフトがもらえるキャンペーンも実施中です。

進研ゼミには受講料の割引制度はなく、友達・兄弟紹介制度で子供用のプレゼントがもらえるイベントしか行っていません。

ただし、期間・季節限定で特典を配布したり、Wチャンスキャンペーンを開催しているので、資料請求または申し込みの前に確認してみましょう。

スマイルゼミと進研ゼミ、結局どちらが良い?

重視するポイントを絞り、親子でしっかり相談を!

これまでの比較の内容をまとめてみると、タブレット端末や継続時の割引はスマイルゼミの方が優秀ですが、教材としての質や価格面は進研ゼミの方がやや上回る結果になりました。

「家庭学習の習慣がついていない」「勉強に苦手意識がある」などベーシックな内容を求めるご家庭では、スマイルゼミを利用しても良さそうですが、一歩先のレベルを求めたい方は進研ゼミの方が向いていそうです。

また、家計の負担が心配な場合はスマイルゼミだと、継続的な費用負担の大きさが気になります。

いずれにしても、子供が興味を持って続けられる教材であることが一番重要ですので、実際に体験して決めるのが良いでしょう。

スマイルゼミの場合は2週間の無料体験を行っているほか、返金保証もありますので、実際に使って試して良し悪しを判断できます。

進研ゼミも同様に無料体験教材や、タブレットも含めた体験教材の請求が可能です。

さらに今なら、1か月から受講可能(タブレット返却で端末代金無料)のキャンペーンをしていますので、実際に使ってみて判断できるチャンスです。

比較項目
スマイルゼミ
進研ゼミ
タブレットの仕様
大きくて軽い
若干小さくて重い
専用ペンの性能
手を画面につけて書ける
手を画面につけて書けない
タブレットの機能
機能が多く、他サイトも見られる
機能がやや少なく、他サイトは見られない
端末のコスト
1台4万円以上
1台2万円未満(半年継続で無料)
端末保証
月額324円/1年毎更新のみ
月額187円/1か月更新も可
教材の難易度
2コース
2~3コース
問題量
やや多い
やや少ない
解説
比較的丁寧
丁寧
無料教材・付録
少ない
多い
有料オプション
少ない
多い
勉強の質問
不可
学生サポート
少ない
多い
保護者サービス
2種類
1種類
受講料
やや高い
安め
割引特典
2年以上の継続
なし
紹介特典
兄弟、友達紹介
兄弟、友達紹介
返金保証
12か月以内の退会で全額返金
なし(受講費の返金のみ)

学年やコースでさらに詳しく違いを比較!

さらに年齢別にスマイルゼミと進研ゼミを詳しく比較したい方は、下記ページで学習内容や料金、メリット・デメリットをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

【小学生】スマイルゼミとチャレンジタッチを比較!違いで選ぶタブレット学習
小学生におすすめのタブレット学習教材を徹底比較!スマイルゼミとチャレンジタッチを料金や学習内容などから、それぞれのメリット・デメリットや違いを踏まえて、お子さん…
こどもちゃれんじとスマイルゼミを徹底比較!幼児タブレット教材の選び方
こどもちゃれんじとスマイルゼミ、人気の幼児タブレット教材を徹底比較。料金、学習内容、特徴から、我が子に合った教材の選び方まで、詳しく解説します。子供の個性に寄り…

PAGE TOP