通信教材すららってどんなもの?
すららの概要
すららの大きな特徴は?
2005年に研究が開始し、ゲームの要素をゲーム以外で応用する技術「ゲーミフィケーション」を取り入れた教材です。
教科の講師だけでなく、eラーニングの研究で実績を残す大学教授などもプロジェクトに参加し、従来のタブレット学習の進化型として展開しています。
運営しているのは上場企業なので安心感もあり、毎日新聞や日本経済新聞、AERAdot.、Visons Labなど様々なメディアでも取り上げられている事業・教材です。
すららの公式サイトを見るすららを使うとどんな良い事がある?
年齢・学年を問わないから、自分のペースで学べる
一般的なタブレット学習やオンライン教材は、今の学年の内容を学ぶタイプが多いですが、すららは学年を問わずに学べる無学年式教材です。
基本は「国語」「算数・数学」「英語」の3教科のみの提供にはなりますが、小学校1年生から高校3年生までの全ての内容を学習でき、遡り学習から先取り学習まで、自分のペースで取り組めるのが特徴です。
たとえば、中学1年生の数学の「関数」でつまづいた場合、小学生の算数の分かる単元まで戻って学習できるので、しっかりと基礎を積み重ねながら1歩ずつ解決でき、自然な成績アップや無理のない苦手克服につながります。
また、新たに「理科」と「社会」が追加され、対象は小学3年生から中学3年生までと少し範囲が狭いものの、従来の提供科目に加えて、より広い範囲をカバーできるようになりました。
勉強嫌いな子供以外でも活用可能!
勉強が苦手なお子さんはもちろん、不登校や帰国子女、自分のペースで進めたい発達・学習障がいなどの特性を持つお子さんの教材としても最適です。
進度の早い中高一貫校生や、先取り学習を行いたい優秀なお子さんも、無学年式だからこそ自分の取り組みたい内容まで進められ、学習の機会を逃すことがありません。
また、小学生から高校生までの年齢だけでなく、学び直しを行いたい大学生や社会人の方、高卒認定試験を控える方の学びにも活用できます。
レクチャー&ドリルでより分かりやすい
これまでの教材は「映像授業型」「ドリル型」「ゲームアプリ型」など、教材の種類によって分けられており、それぞれに一長一短がありました。
この点すららでは、それぞれの要素を取り入れつつ短所を補って長所を伸ばすことで、より体系的な学習が効率良く行えるように開発されています。
対話型レクシャーと問題を効果的に組み合わせるとともに、子供自身が参加意識を持って学べるので、飽きずに継続しやすいのも特徴です。
難易度は自動調節だから安心
各単元の問題は、子供の正答率・理解度にあわせて難易度が自動的に調節されるため、コースは設けられていません。
「急に難しく感じるようになった」「簡単すぎて身にならない」という事もなく、常に自分に合ったレベルで取り組めるのが魅力の1つです。
その他にも、各単元の小テストや定期試験の対策、学力診断テストも用意されており、各単元の振り返りから現在の学力分析まで、常にシミュレーションしながら勉強を前向きに進められます。
「生徒」「保護者」「コーチ」の三人四脚
すららを受講すると、専任の「すららコーチ」が見守り・サポートの担当者として対応します。
すららコーチは現役の塾講師が行っており、学習ペースから勉強方法、分からない問題の解き方まで何でも相談できるので、オンライン学習で不安要素となる孤立・孤独感を与えることがありません。
また、すららコーチは保護者に対するアドバイスも積極的に実施しており、生活や子供の様子、成績などを報告することで、的確な提案や助言をもらうことが可能です。
もちろん、保護者の方の見守り方法や励まし方など、親子の関りについてもサポートしてもらえますので、「つい怒ってしまいそう」「どう声をかけたら良いか分からない」という方も安心です。
努力が見える学習管理機能も
すららコーチが設計する学習計画は、学習履歴や子供自身の特性から、毎週何をすれば良いかを子供に合わせてオーダーメイドで組み立てます。
自分に合ったボリュームで無理なく進められるとともに、今何をすべきかが一目瞭然なので、継続しやすいのが嬉しいところです。
また、ログインページでは現在の進捗、毎日のログイン状況、取組み記録などが可視化されており、勉強すればするほど達成感を感じられる仕組みになっています。
ハイレベル教材の様に結果に着目するのではなく、子供の努力にフォーカスを当てているので、勉強が得意でないお子さんや家庭学習の習慣がまだついていない学生にも向いています。
すららの公式サイトを見る子どもが飽きない対話式教材
家庭用の学習教材は、最初は興味をもって取り組んでいてもそのうち飽きてしまい、続かなくなってしまったというご家庭も多くあります。
すららは、オリジナルキャラクターを使った対話型教材で、「問題を解くだけ」「解説を聞くだけ」といった従来の一方通行の学びではありません。
理解しやすいうえに、ゲーム感覚で楽しみながら学べるので、毎日しっかりと続けられるよう工夫されています。
家庭学習が習慣になっていないお子さんにも
学力を高めるためには毎日しっかりと家庭学習に取り組むことが大切ですが、子供の興味はどうしても楽しい遊びに引き付けられやすくなります。
ゲーミフィケーションを取り入れているすららなら、遊びながら学ぶような感覚で行えるので、自然と家庭学習を習慣づけることが可能です。
テスト対策・診断テストも利用OK
すららの教材内容は、毎日続けて学ぶドリルやまとめプリントのほかに、単元ごとの小テストや定期テスト対策機能も無料で付属しています。
定期テスト機能は、学校で使用している教科書とテスト範囲を指定すると模試が実施され、何度でも受けることが可能です。
また、小学4年生以上の範囲になると学力診断テストも設けられており、「何ができなかったのか」「どこのドリルを復習すれば良いか」が明確になります。
ドリルだけでは本当に実力がついているか不安に感じますが、復習以外の確認手段が設けられているので、より着実なステップアップが可能です。
英検、数研・SPI、漢検コースも追加料金不要!
英語内には「英検対策コース(5~2級対応)」が設けられ、試験対策もすらら1つで行うことができます。
また、数学内には「数学検定対策コース(8~2級対応)」と「SPI対策コース」の2種類が用意されており、目標をもって段階的にステップアップすることが可能です。
さらに、2019年9月から新たに「漢字コンテンツ」のサービスが開始され、漢検7~3級相当の問題を学ぶことができるようになりました。
書き問題もあることからタブレットとタッチペンの用意が必要になりますが、より幅広い勉強に対応できるようアップデートされ、充実度が高まっています。
これらの対策コースにも追加料金は一切かからず、基本料金だけで利用することができるので、かなりコスパの高い教材と言えるでしょう。
無料の学習体験があるから安心
すららでは、全教科分の学習体験を無料で行っているので、受講を決める前にお試し体験をすることができます。
子ども自身が実際に学習することで、解説の分かりやすさや操作性が分かり、必要かどうかを事前に判断することが可能です。
また、続けやすいサービスなのかを保護者・子ども双方が把握できるので、より安心して導入することが可能です。
退会・休止もスムーズで違約金なし
入会後にもし続けられなくなってしまった場合、退会することもできますが、すららでは違約金や事務手数料といった余計な費用は一切かかりません。
退会する時は月末までに手続きをすれば当月末で解約できるので、不要な加入期間の発生もなく、ユーザーに優しい教材となっています。
また、一時的に利用できない時にはサービスを休止することも可能ですが、休止中も料金負担はないので、体調不良などで利用できない期間があっても安心です。
すららの公式サイトを見る料金体系がわかりやすい
すららは学習範囲に応じて3つの学年と教科数に応じたコースが用意されていますが、3教科(国数英)「小中コース」「中高コース」と4教科(国数理社)「小学コース」は8,228円(税込)、5教科(国数英理社)「小中コース」「中高コース」は10,428円(税込)と月額料金が明朗です。
知能検査や保護者向け学習支援プログラムといった別サービスを申し込まない限り、学習に関してはすべてこの料金内で利用できます。
「細々と料金がかかり、総額で見たら割高だった」「基本料金では一部サービスが受講できなかった」というトラブルも生じず、保護者の方にとっても使いやすいでしょう。
初月の受講料は日割り計算してくれる
基本的に、すららの費用は1ヶ月ごとの月額徴収ですが、入会した月は申込日から起算した日割り計算になります。
月の中旬~下旬に入会しても無駄な料金がかかることはないので、いつでも導入しやすいサービスです。
他の学習教材から乗り換えたい方、今使っているタブレット学習が合わないと感じている方も、最適なタイミングで開始することができます。
口コミ調査でわかった!すららのメリット・デメリット
講師・授業内容についての口コミ
他の通信教育を使っていて成績がなかなか伸びなかったですが、すららを始めてからテストで点数が取れるようになりました。
キャラはあんまりかわいくないけど、勉強してて分かりやすいし、楽しみながら続けられています。
勉強を主体的にやっている感覚がある。解説も分かりやすいけど、理解できなかったら質問できるから良い。
普段の勉強は良いが、受験の時に志望校を少し高めに決めたので、すららの内容が少し物足りなく感じた。
全体的に問題が基礎レベルなので簡単に感じた。3教科以外は勉強できないので、成績が全然伸びない。
下の学年の勉強に戻れるから、ちゃんと苦手をなくして進められました。テストが嫌にならなくなりました。
サービスについての口コミ
たまにコーチからメッセージが届くが、すごく褒めてくれるので嬉しい。頑張ろうと思える。
勉強の質問に対して、ちゃんと分かるまで説明してもらえるので、先生がいるみたいで良いです。
テストを受けた時に、出来なかった部分がどのユニットにあたるのかまで教えてくれるので、親切だと思います。
コーチのアドバイスは基本保護者に対してで、子供への直接の応援が少ないように感じました。
頑張った時に抽選でプレゼントをもらえるイベントは嬉しいけど、必ずもらえる訳じゃないから微妙です。
こまめに理解したかを確認しながら進めてもらえるので、今までより曖昧にせず取り組めるようになったと思います。
保護者からの口コミ
無料で学習体験ができるので、子供が楽しめそうか、続けられそうかを把握してから申し込めたのが良かったです。
学年に縛られない教材というのが、子供の学力アップにつながっているのだと思います。他の教科がないのは残念です。
オンラインサービスとしては、正直、安くないと思います。ただ、成績が上がってきたので払う価値がありました。
ゲームの要素が強いので、子供が勉強をしているという感覚があまりないようで、その点だけ少し心配です。
毎日30分から1時間ほど、勉強する習慣がつきました。親が声をかけてもダメだったので、自然とできるようになって嬉しいです。
解説は丁寧なように思いますが、問題数が少ないように感じます。もっと子供が実践的に学べたらと思います。
すららで学力は上がるの?子供への影響は?
楽しくベースアップできる教材!勉強の基礎を身に付けたい方向け
すららは勉強の基礎・基本をしっかり学び、家庭学習の習慣を身に付けるための教材と言えます。
ゲーム感覚で楽しめる要素が多く、勉強が苦手なお子さんも取り組みやすく、着実なステップアップが図れそうです。
実際に、成績や偏差値の低かった生徒がすららを始めて学力が上がったケースも多数あり、応用レベルの前段階をしっかり学ばせたいご家庭では、有意義に活用できる教材です。
他教科の学習・レベルアップは副教材が必要に
すららは3教科しかサービスを提供していないため、理科や社会などの他の教科については、別の教材でフォローする必要があります。
すらら自体は高額な教材ではありませんが、これ1つで全教科学べるわけではないため、他教材に比べるとトータルコストは少々高めになる事が多いようです。
また、基礎より高い学びのレベルを求める場合、すららの内容では物足りなさを感じるため、応用・発展レベルの勉強や受験対策としては不向きと言えます。
あくまでも基礎の学びを重視した教材であることを理解して、導入することが大切です。
不登校の生徒も、すららなら出席扱いにできる
何らかの理由で学校に通うことが難しくなってしまったお子さんは、出席日数が足りないと内申に影響してしまうなど、不利な状況になることが心配されます。
これまで、出席日数を満たすためにフリースクールなどが活用されてきましたが、実はタブレット学習などICTを活用した学習教材でも、出席扱いにすることができるようになったのです。
2019年10月25日の文部科学省の通知に出席扱いにできる要件が書かれていますが、一部学校側と相談する必要はあるものの、すららは要件を満たせる教材です。
高校生は対象外なので注意
ただし、この出席扱いに関する要件は、義務教育である小学生・中学生を対象にしたものです。
すららでは高校の範囲も学習することはできますが、残念ながら出席日数の補填にすることはできません。
高校で不登校になっている生徒には、学習の遅れをカバーする教材として活用しましょう。
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