タブレット学習のメリット・デメリット
効率良く効果的な学習が行える
勉強において学習時間の長さを重視する方も多いですが、東京大学の実験では、短時間の学習を複数回行う方が学力が成長することが分かっています。
タブレット学習は1コマあたり10~15分(中高生になると~30分)と、ごく短い時間で学ぶことができ、無理なく1歩ずつ着実にステップアップすることが可能です。
1回の勉強時間が短いと集中力を保って学習に取り組めるほか、習い事や部活動に勤しむお子さんも活用しやすく、無理なく導入できる家庭用教材になっています。
勉強嫌い、遅れが目立つお子さんにも最適
デジタルの学びでは音声・動画を使った解説のアプローチができることから、文字・図だけで行われる紙テキストの解説に比べて理解しやすいのも特徴です。
勉強しても分からない点が多く、つまづきをそのままにしてしまっていたお子さんも、「分かる」「できる」を感じることができます。
スモールステップで達成感を感じながら学んでいけるのに加え、自分の頑張りはしっかりデータとして視認することができ、モチベーションを保ちながら勉強に取り組めるのも魅力と言えるでしょう。
タブレットを使った学習・教育はなぜ人気?メリットを徹底解説!デジタルならではの難点も…
パソコンやタブレット、スマートフォンなどを使ったデジタルの教材は、どうしても端末の調子・不具合が勉強の進度に少なからず影響します。
機械に不具合が生じていたり、インターネットの通信障害が発生すると、勉強の機会を失ってしまうため、導入する際にはご家庭で環境の見直しを行うことが大切です。
また、直感的な操作で簡単に取り組めるというメリットは、裏を返すと答えをすぐに見られてしまったり、試行錯誤をする力が養われないと考える方もいます。
これらの問題はデメリットばかりではないため、どのような考え方をご家庭でするかによるでしょう。
身体的な負担には特に注意を
タブレットなどのデジタル端末は、ブルーライトによる目の疲れや首肩のこり、ストレートネックなどを引き起こす事があります。
また、端末の使い過ぎによって脳の機能が低下すると、デジタル認知症を発症するケースもあるようです。
小さな頃からデジタル端末との付き合い方をご家庭で指導し、正しく学べる環境を作ることが大切です。
タブレット学習にはデメリットがあるって本当!?タブレット学習と塾の比較
塾よりも圧倒的に価格が安い
学外の学習として塾や予備校に通わせる場合、年齢にもよりますが、年間15~20万円近くの授業料がかかります。
これは通年分の授業だけを指すため、さらに夏期講習などの追加授業を受ける場合は、より支出が増える計算です。
一方、タブレット学習は月1万円未満で受講できるサービスも多く、年間の支出額は塾・予備校に比べて圧倒的にオトクです。
しかも、1つの教材ですべての科目の授業が受けられるので、追加のオプションが少なく、プラスの費用負担もそれほど大きくない事が多いでしょう。
オンライン学習と塾通い、どちらが良いのか徹底比較!こんな子は塾よりもタブレット学習がピッタリ!
授業スタイルではなく、ドリル・問題集のような感覚で学べるタブレット学習は、授業を集中して聞けないお子さんも取り組みやすい教材です。
家庭学習の習慣が不十分で復習がしっかり行えていないと、塾の授業が無駄になってしまうため、この場合も楽しんで学べるタブレット学習が良いでしょう。
また、人間関係の構築があまり得意でないお子さんや、恥ずかしがり屋さんだと、塾や予備校で指名されたり、点数・成績が知られてしまうことに精神的な負担を感じやすいですが、タブレット学習なら自分のペースで学べるため気負うことなく勉強に集中して勉強することができます。
塾代が高い!費用は平均いくらかけるのが普通?失敗なし!初めてのタブレット学習の選び方
3種類の中から自分に合った方法を
オンラインの教材には大きく分けて3種類の方法があり、子供の特性に合わせて選択するとより学習しやすくなります。
学校の授業のように受けられるのが「映像授業型」で、収録された授業の動画を見ながら学ぶため、解法や答えまでのステップ、覚え方などのフォローに役立ちます。
逆に、解きながら学んでいくスタイルが「問題集・ドリル型」で、家庭用学習としては最もスタンダードな方法と言えるでしょう。
また、デジタルならではの「専用アプリ型」であれば、映像授業、ドリル、学習スケジュールなどが一括管理できるため、利便性に優れている方法です。
教材はどれか1つの種類に絞られるのではなく、複合しているケースもありますので、しっかりと調べた上で利用することをオススメします。
オンライン学習のシステム別!子どもに合った教材の選び方幼児教育にもタブレット学習がある
デジタルを活用した学びは小学生以上向けと思いがちですが、最近人気があるのが幼児向けのタブレット学習です。
就学前から学ぶ楽しさ、分かる喜びを伝えることで、小学校入学後の基礎作りを行い、学ぶ姿勢を培うことができるのです。
また、早くから学びに触れることで地頭を育てたり、ことば・かずなどを先取りすることもできます。
幼児用サービスを導入する場合は必ず保護者の方の見守り・フォローが必要になりますので、取り組む時間が確保できるようであればぜひ試してみると良いでしょう。
タブレット学習は幼児にも良いの?ママの心配事を調べてみた!