勉強で眠くなる理由は拒否反応!?本当の理由と効果的な眠気覚まし対策

勉強をしている時、授業を聞いてる時、学習関連の話を聞いている時に眠くなるのは何故なのか、その理由を探ってみました。
また、原因に対する効果的な眠気覚ましの対策もまとめていますので、眠気に悩む学生は必見です。

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どうして勉強中に眠くなるの?意外と知らない6つの原因

1.睡眠が不足している

夜の睡眠が十分にとれていない場合、頭や身体が十分に休息できていないため、日中に眠気が襲ってきます。

テスト前や受験直前の学生など切羽詰まった状態で、夜遅くまで勉強している場合は睡眠不足かもしれません。

また、夜更かしをしている人だけでなく、寝る直前までスマホやパソコンなどの電子端末を使っている人は、睡眠の質の低下によってしっかり休めていない事が考えられます。

液晶画面から発せられるブルーライトは、睡眠を促進する脳内物質「メラトニン」を抑制してしまうことから、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなると言われています。

2.血糖値が低くなっている

勉強に集中しすぎてご飯の時間が過ぎている、糖質制限ダイエットをしている、激しい運動をした後に勉強をしているという場合、低血糖による眠気が生じている可能性があります。

糖質は脳を働かせる唯一のエネルギー源ですが、血液中の糖分が少なくなっていると神経の働きに異常が生じ、眠気を感じる、あくびがでる、目がかすむといった症状が出てくるのです。

低血糖による眠気の場合は実際に眠くなっている訳ではないので、血糖値を上げる事で簡単に眠気を改善することができます。

3.食後で脳の血流が低下している

「食事をした後に眠くなる」という経験は誰もが1度はしたことがあるものですが、これには血液の使われ方が関係しているのです。

人間は食事をすると、食べ物を消化するために胃の血流量が増え、相対的に脳や他の臓器の血液が少なくなります。

脳の血流が減少していると、酸素や栄養が運ばれづらくなるので、頭がボーっとしたり眠くなるのです。

特に、消化に悪い食べ物が多かった時、油物・スパイスが多いメニュー、お腹いっぱい食べた時など、胃に負担のかかる食事は注意しましょう。

食後に感じる眠気は胃に負担をかけないよう、食事に気を付けることで軽減することができます。

4.脳の温度が上がりすぎている

体の温度「体温」と同じように、脳にも「脳温(脳内温度)」が存在し、この温度も眠気を起こす原因になっています。

一般的に、脳温は頭が興奮している状態になると上昇するため、勉強中の場合は集中しすぎて脳が休めていなかったり、プレッシャーやストレスなどを感じていると過度に脳温が高くなります。

脳温が上昇しすぎていると神経伝達物質が上手く働かないうえ、頭がオーバーヒートした脳疲労の状態になるので、強制的に脳を休めようと眠気を感じさせているのです。

5.ストレスに対する脳の拒否反応

テスト勉強や受験勉強など、結果の求められる勉強をしている時に眠くなると、「真面目に取り組んでいない」「やる気がない」と思われがちですが、それは勘違いです。

テストで良い点を取りたい、合格したいという気持ちが強すぎると、それがプレッシャーになったり失敗への恐怖心、不安、焦りといったネガティブな気持ちへと繋がります。

このようなストレスを抱え込んでいると、自分の心身を守る回避行動として、原因となっている勉強から遠ざかろうと脳が働きます。

この現象が眠気や集中力の低下といった症状として表れる事も多く、「勉強したいのに眠い、集中できない」という状況を生み出すのです。

しかも、この回避行動は無意識に生じることもあり、勉強や環境がストレスだと自分で感じていないケースもあります。

6.変化に対する恐れ・自己防衛

勉強会などで話を聞いている時に眠気が襲ってきたら、眠くなった時の話題を振り返ってみましょう。

自分にとって耳の痛い話、自分に大きな変化を必要とする内容だったとしたら、それは自己防衛反応が働いている可能性があります。

もともと人間は変化を好まず、自身がすでに持っている情報で物事に対処しようとする生き物です。

これは勉強・学びといった自分が成長する過程においても同様で、自分が変わらなければならない時や新たな価値観を享受した時、眠くなることで現実から目を逸らそうとします。

さらに、その話が自分に不都合なものであれば、眠気によって逃避することで自分を守ろうとするのです。

眠気覚ましにはコレ!原因別に分かる効果的な対策

睡眠不足には「十分な睡眠&仮眠」

シンプルに睡眠が足りておらず眠くなっている場合は、「睡眠時間を確保する」「質の良い睡眠をとる」の2つが不可欠です。

夜遅くまで起きずに今日のうちに寝る事を心がけ、照明を落としたり、心地よい音楽をかけるなど、リラックスして寝られるように心がけましょう。

上がった体温が下がる時に副交感神経が優位になり、入眠しやすくなるので、夜のお風呂でぬるめの湯船に15~20分ほどつかるとよく眠れます。

今すぐに眠気をどうにかしたいという場合であれば、10~15分ほど仮眠を取り、頭をリフレッシュさせるのも効果的です。

何も考えず、目をつぶって視覚からの情報を遮断するだけでも良いので、しっかり寝付けなくても構いません。

仮眠を取ったあとは、冷たい水で洗顔や歯磨きを行い、しっかりと体を目覚めさせましょう。

低血糖には「吸収しやすい糖質を摂取」

血糖値が著しく低下したことによって眠気が生じているのであれば、糖分を補給することですぐに改善します。

空腹ならご飯を食べるのが1番ですが、あまり胃に負担のかからない消化の良い米料理(おじや、お粥、おにぎり等)が特に最適です。

ご飯を食べるタイミングでない時、急を要する場面では、スポーツドリンクやジュース、砂糖などブドウ糖が含まれる飲食物で糖分を補給しましょう。

ただし、甘いものなら何でも良いという訳ではなく、糖の吸収速度が遅い飴やチョコレートなどはすぐに効果が出ません。

また、糖分を急激に補給して血糖値が急上昇すると、逆に血糖値を下げようとインスリンが分泌されてしまうので逆効果です。

飲み物ならコップ一杯程度、砂糖なら10gを目安に摂取し、摂りすぎないようにすることも大切です。

食後の眠気には「消化しやすい食事を選択」

食事の前に気付いて工夫できるなら、胃に負担のかかるメニューは避け、腹七~八分目を心がければ眠くなるのを防げます。

しかし、食事をした後すぐに眠くなる時はすでに消化のために血液が胃へ運ばれていますので、今すぐに改善するのは難しいでしょう。

消化スピードを意図的に早める事はできないので、胃の働きを助ける白湯や常温の炭酸水を飲み、体を締め付けない服装でゆっくり座っているのが自分でできる対策です。

緊張、不安、焦りといった急激な変化で脳に血流が戻ると眠気も覚めますが、その分消化の速度が落ちて胃痛・胃もたれ・膨満感の原因になるので、静かに休むのが1番でしょう。

脳疲労には「勉強を離れてリフレッシュ」

勉強で脳が疲れて温度が上昇している場合、睡眠の質やメンタルにも影響を及ぼすため、眠気を感じたらできるだけ早く神経の高ぶりを鎮めましょう。

自分が心地良くリラックスできる方法なら、音楽、飲み物・食べ物、お風呂、睡眠、運動などどの様なやり方でも構いません。

できるだけ脳を休めることが大切なので、本や漫画を読んだりゲームをするなど、頭を使う行動は避けてください。

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ストレスには「心・感情のコントロール」

勉強・成績への焦りや入試合否の不安など、ストレスを多く抱えている方は、1度しっかりと休息を取ってストレスを解消し、ネガティブな気持ちを切り離しましょう。

ただし、それだけでは根本的な解決にならず、また気持ちが落ち込んでしまうので、同時に気持ちや感情のコントロールも行っていく事が重要です。

想像する過程や結果は上を見て、合格した自分や達成した自分をイメージしながら、少し楽観的になることを覚えていくとストレスを軽減できます。

また、論理的に考えるのが好きな人は、ストレスになっている原因を紙に書き出し、解決策を考えて実行すると良いでしょう。

逆に、論理よりも感情的な感覚を重視している人は、勉強の中で「楽しい」「嬉しい」「できた」などポジティブになれる要素を見つけ、それを増やしていくのがオススメです。

変化への恐怖には「課題の明確化&前向きな思考」

学びを通して変わる事に抵抗があったり、自分の弱さを克服する勇気が持てない時、勇気を出さないことには睡魔から逃れられません。

眠くなったタイミングは思考力が落ちているので休んでも構いませんが、その後にしっかり考える時間を持ちましょう。

「どこが怖いのか」「何から逃げているのか」など己と対峙して、乗り越えるべき課題を明確にすることが改善の一歩です。

また、現実に向き合う時は頑張ることでどんな良い事があるのかを考えたり、変化することの楽しさ・喜びを想像し、前向きに捉えられるようにするとよりスムーズに解決します。

このパターンがから生じている眠気は一番厄介ですが、自分にとって重要な岐路になる事が多く、目を逸らさずに進む勇気が非常に大切です。

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