ロボット教室は月謝だけじゃ通えない!?料金の負担を丸ごと解説

「子供にさせたい習い事ランキング」で一番人気のロボット教室ですが、実は月謝以外にも費用の負担があるのはご存知でしょうか。
人気サービスの料金を比較しながら、気になる家計負担の全容やコスト削減方法について解説しました。

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意外と知らない“月謝”以外の費用負担

ロボット教室だからこそかかる料金も

「月謝」という言葉は、個人の先生への御礼という意味合いで使われてきましたが、現在は毎月の授業料や月会費を指して使われます。

どのような習い事でも受講するにあたって必ず支払いが必要になりますが、ロボット教室は月謝だけで受講できることはほとんどありません。

使用するロボットの材料費や動作させるアプリなど、様々なコストがかかっているため、月謝以外の料金を別途設けているサービスがほとんどです。

よくある料金の名目

塾などでもよくある入会金や、子供たちに指導するためのテキスト代、製作するロボットのキット代、教室の運営費などが月謝とは別途で加算されるのが一般的です。

これらの料金は、入会金のように初回のみ発生するものだけでなく、毎月加算されるものや、コースが上がる段階で都度発生するものなど、タイミングが様々です。

ロボット教室への通学を検討する際は、初回にかかる料金はもちろん、毎月の支出や継続した際の追加費用などもトータルで検討し、通う教室を選ぶことが大切です。

みんなどれくらい払ってる?ロボット教室の支出平均

ロボット教室の場合、月謝だけを考えると、月2回の受講で1万円前後が平均となりました。

2017年にケイコとマナブで実施された「子どもの習い事アンケート」を見てみると、月額費用は平均13,091円となっているため、他の習い事と比べて著しく高額という印象はありません。

また、同年に行われたベネッセ教育総合研究所の「学校外教育活動に関する調査」でも、小学生は15,300円、中学生で22,200円という結果が出ており、習い事の相場の範囲でロボット教室に通える事が分かります。

月謝以外の料金も含め、続けて通わせられる教室選びを

ただし、月1万円前後というのはあくまでも月謝だけの話であり、追加の料金がどれだけかかるのかで、家計の負担は大きく変わります。

また、「習い事を複数させたい」という意向のご家庭も多くあり、月2回のロボット教室だけでこの費用が妥当なのかどうかは、よく検討する必要があります。

近年は世帯収入の減少に伴い、習い事や塾など子供の学校外教育活動にかける費用が低下しつつありますし、祖父母世代からの経済的な援助も残念ながら減少中です。

「子供の可能性を広げたい」「将来身になる習い事をさせたい」という気持ちはもっともですが、一番大切なのは継続することですから、どのロボット教室なら経済的に支えてあげられるのかは両親間でよく相談するようにしましょう。

人気ロボット教室の月謝・料金一覧

初回にかかる料金はどこが一番オトク?

数あるロボット教室の中でも、特に人気の高い3社の月謝とそれ以外の料金を比べてみました。

教室によって毎月の通学回数に違いがあるため、今回は月2回の授業を例に比較をしています。

月謝など毎月かかる費用は初月分だけ加算し、比較してみると、初回にかかる料金はLITALICOワンダーが最も安くなる事が分かりました。

他のサービスと差がついた点は「毎月のテキスト・ロボットキット代の安さ」ですが、初回しか加算されないヒューマンアカデミーと比べると、継続した際の負担が気になるところです。

また、アーテックエジソンアカデミーはフランチャイズ展開もしており、通う教室によって料金が異なるため、手ごろな価格で受けられる方もいれば、初期費用がかなりかかる方もいます。

実際に計算した初期費用額

 ヒューマンアカデミーロボット教室アーテックエジソンアカデミーLITALICOワンダー
入会時にかかる初期費用51,840円34,000~72,800円30,780円
内訳入会・入塾費10,800円(初回)0~10,800円(初回)16,200円(初回)
月謝9,720円/月9,000~12,000円/月11,880円/月
テキスト代540円/月25,000~50,000円/月1,080円/月
ロボットキット代30,780円(初回)
教室運営費なし教室による1,620円/月
その他料金アドバンスプログラミングコース進級時は、キット代別途追加教室により、会員証代やPCレンタル代、ロボット保管代など追加料金ありコースにより、別途材料費の追加あり

※「入会時にかかる初期費用」は、その他料金を含みません。

3年間通ったら、どのサービスが一番お得?

初期費用は上記の通りとなりましたが、実際に月2回の授業を継続して通った場合、最も料金が安いのはどこなのか比較してみました。

アーテックエジソンアカデミーは、教室によって価格が異なるため、東京と大阪の2教室(直営店ではないもの)を例に挙げています。

すると、初期費用の安さではトップだったLITALICOワンダーですが、3年間継続した場合の総支出額では、ヒューマンアカデミーのロボット教室の方がより安く通える事が分かりました。

アーテックエジソンアカデミーは最安値と最高値を両方記録していますが、子供が通える範囲の教室によって、かなりの価格差が出る事を理解した方が良いでしょう。

また、エジソンアカデミーは各教室によって教え方や内容も異なりますので、どこでも同じサービスを受けられるとは限りません。

この事を考えると、料金・授業内容ともに合う教室があればアーテックエジソンアカデミーでも良さそうですが、安定した教育とコストパフォーマンスを考えるとヒューマンアカデミーの方が通いやすいと言えます。

実際に計算した3年間の総支出額

 ヒューマンアカデミーロボット教室アーテックエジソンアカデミー東京Aアーテックエジソンアカデミー大阪BLITALICOワンダー
3年間の総額410,940円637,200円356,832円541,080円
内訳入会・入塾費10,800円(初回)10,800円(初回)10,800円(初回)16,200円(初回)
月謝349,920円
(9,720円×36カ月)
505,440円
(14,040円×36か月)
346,032円
(9,612円×36か月)
427,680円
(11,880円×36か月)
テキスト代19,440円
(540円×36カ月)
43,200円なし38,880円
(1,080円×36か月)
ロボットキット代30,780円(初回)
教室運営費なしなしなし58,320円
(1,620円×36か月)
その他費用なしPCレンタル77,760円
(1,080円×2回×36か月)
なしなし

※コース・進級等によるキット代などの別途加算は加味していません。

費用を抑えてロボット教室に通わせる方法

入会特典や割引サービスを活用する

各ロボット教室では、資料請求や体験教室の参加特典として、入会金・入塾金の割引や月謝の初月無料キャンペーンなどを行っている事があります。

タイミング良くこのような特典が得られれば、少しでも支出を抑えて子供を通わせることができるため、上手く活用しましょう。

このような特典は公式サイトで公開されず、資料請求をしたり、体験会に行かないと分からない場合も多いため、気になる教室があれば積極的に情報を集め、体験会に参加するのがオススメです。

通塾者の少ない教室を狙って通う

LITALICOワンダーは東京と神奈川で直営教室のみを展開しているため、当てはまりませんが、半直営のヒューマンアカデミーロボット教室と、フランチャイズの多いアーテックエジソンアカデミーの両社は、各教室によって通塾者の人数にバラつきがあります。

やはり学校の近くやベッドタウン付近、都心部などの教室は人気で、場合によってはキャンセル待ちをする事もある程です。

一方、上記以外の地域や最寄り駅から離れている教室は、比較的通う子供が少ない場所もあるため、各教室限定の特別割引などで集客している事があります。

保護者の方にとって送迎の負担が増えることにはなりますが、毎月の支出を抑えるという意味では、1つの選択肢として検討しておくと良いでしょう。

ただし、全てのサービスで教室ごとの割引が行われている訳ではありませんので、体験会などでよく話を聞いておくと安心です。

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