ロボット教室でプログラミングを学ぶ必要はあるの?
2019年の子供にさせたい習い事第1位に!
2020年の小学校学習指導要領改訂に伴い、プログラミングと英会話の注目度が急上昇しています。
様々なeラーニング事業を手掛ける株式会社イー・ラーニング研究所が2019年1月9日に発表した子どもの習い事アンケートでは、2019年にさせたい習い事の第1位に「プログラミング教室」と「英会話スクール」が挙がりました。
それまで人気の高かったスポーツ系の習い事や、習い事の王道だった音楽系などを差し押さえ、子供の将来の可能性を現実的に広げる内容として話題になっています。
有名起業家もオススメする人気の習い事!
サイバーエージェントの藤田晋氏や、ドワンゴ創業者の川上量生氏、実業家として有名な堀江貴文氏など、今IT業界で活躍する著名人も小学生のプログラミング教室を支持しており、「自分が小学生だったら行っていると思う」「小学生の子供がいたら習わせたい」と語っています。
実際、上記のアンケートで保護者が子供になってもらいたい職業として経営者やSE、ゲームクリエイターが上位を占めており、先頭に立ってリーダーシップを発揮する人材に育ってほしいという保護者の願いが多いのも事実です。
従来のように感性を豊かにしたり、運動能力を高める習い事よりも、より実践的な力をつけることができ、子供の将来を輝かるロボット教室などのプログラミングの習い事の方が重要だと考える保護者が多いという事です。
ロボット教室に通うと様々な力が育つ!
ロボット教室では、オリジナルのロボットを組み立てて製作し、さらにそのロボットを動かす過程の中で、プログラミング的思考(論理的な考え方)が培われます。
学校で行われるプログラミング教育と異なり、ロボット教室は試行錯誤を繰り返し完成させる中で思考力、観察力、集中力、創造力、空間認識力、判断力、表現力、問題解決力といった様々な能力を養うことも可能です。
また、高学年向けのコースになれば、コンピュータープログラミングの基礎やプログラミング言語、ロボット工学なども学ぶことができる教室もあり、将来の選択肢の幅を広げることができます。
教室では多くのお友だちと一緒に交わりながら授業を受けるため、共感力や協働の姿勢、他者を尊重する心などを学べるのも魅力です。
ロボット教室に通うデメリットも
ロボット教室は通学タイプの習い事なので、近くの開催場所まで送迎する必要がありますし、自宅や学校の近くに教室がない地域では受講することはできません。
もちろん業者や教室によって内容や雰囲気、先生が異なるため、子供との相性が良くない場合もあり、体験授業に必ず参加してから決めた方が良いでしょう。
また、人気の習い事の1つとなっているものの、ロボット教室自体はそれほど多くないため、授業料も他の習い事より高めで毎月1~2万円ほど出費がかかり、その他に入会金やキット代なども必要になります。
家計の負担が多いため、費用が気になる場合は「オンラインで受講できるプログラミング講座」も併せて検討し、より子供に最適な選択肢を考えましょう。
口コミで話題!保護者や子供の満足度が高いロボット教室
注目度が高まるにつれて、新たなロボット教室が徐々に増えてきています。
ここではプログラミングの学べるロボット教室受講した生徒やその保護者の口コミから、特に満足度の高いサービスを紹介します。
ヒューマンアカデミーロボット教室
ロボットキット代30,780円
ヒューマンアカデミーロボット教室の概要
生涯学習支援を行い、資格取得や通信講座、英語教室など様々な教育サービスを提供している大手企業ヒューマンアカデミーの開催するロボット教室です。
楽天リサーチの2018年の調査では、「保護者が選ぶ満足度が高い子供向けプログラミング教育」で第1位を獲得し、ロボット教室の中でも特に人気があります。
ロボット教室は小学生向けのサービスと思われがちですが、ヒューマンアカデミーなら幼児から中学生まで幅広い年代で学ぶことが可能です。
ロボット教室の特徴
ロボット製作の著名人がカリキュラムを監修
ヒューマンアカデミーロボット教室の各コースは、業界内でも有名なプロが監修・アドバイスをして制作されています。
幼児から小学生までの4つのコースは、ロボットクリエイターとしてメディアにも度々出演し、世界的な活躍をみせる東京大学先端科学技術研究センター特任准教授・高橋智隆氏が監修しました。
また、小学校高学年から中学生向けの本確定なコースでは、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)所長で、国家プロジェクトも手掛ける古田貴之氏が監修しています。
どのコースも楽しみながらロボットに親しみ、様々な能力を伸ばせるよう工夫されているため、授業内容は非常に満足度が高く好評です。
豊富な開催教室数で安心
ヒューマンアカデミーの自社の保有する教室で開催されるのではなく、既存の教室や学校、塾、会議室などを利用しています。
これにより地域や場所を限定されることなく、多くの開催場所を設けることができるため、全都道府県で受講が可能です。
ロボット教室の授業はもちろん、体験説明会も頻繁に多数のエリアで行われていますので、気軽に参加できるのも魅力の1つです。
5つのコースで継続学習が可能に
ヒューマンアカデミーでは、理解度にあわせた5つコースが提供されており、幼児から中学生まで幅広い年代で受講できるようになっています。
各コースには対象目安学年が決まっていますが、体験授業での理解度に合わせてオススメコースを教えてもらえるため、学年・年齢で指定されている訳ではありません。
子供が理解しやすいレベルから開始し、段階的に向上できるので、これまでプログラミングやロボットにあまり興味のなかった子や、初めて受講する子も安心して学ぶことができ、また子供の持つ力を抑えてしまう心配もありません。
全国大会を目標に意欲を向上
ヒューマンアカデミーでは毎年「ロボット教室全国大会」を開催しており、日本・台湾・中国の子供たちが技術やアイディアを競い合います。
審査委員長はコース監修を務めた高橋氏が行っており、授業で学びを深めながら大会への目標を持って意欲的に取り組める仕組みが作られているのです。
また、最高難度のロボティクスプロフェッサーコース受講生を対象にした「ロボプロ全国大会」では、コースを監修した古田氏をはじめとする審査員がテーマに沿ったロボットを評価し、活躍の場を作ることで向上心を高めて継続学習を支えます。
アーテックエジソンアカデミー
(教室によっては3年生以下も受入可)
エジソンアカデミーの対象年齢は4年生以上ですが、1~3年生の低学年向けに「自考力キッズ」という別サービスも提供しています。
こちらでもロボット教室が行われており、3年生以下を受け入れている教室ではこちらの内容が授業に使用されます。
アーテックエジソンアカデミーの概要
幼稚園・保育園から高校までの学校で使われる教材を、50年以上の長きに渡り提供してきたのがアーテックです。
子供の学びのプロだからこそ分かる視点でロボット教室を開催しており、楽しみながら本格的にプログラミングが学べると評判です。
使用する教材は、特に審査の厳しいヨーロッパの安全基準「CE」に合格したものを使用し、安全性にもこだわっています。
エジソンアカデミーの特徴
2018年ものづくり日本大賞特別賞を受賞
経済産業省が主催する「2018年ものづくり日本大賞」において、人材育成支援部門特別賞を受賞しました。
ロボットの組み立てとプログラミングの両方をバランス良く学べる教材で、既に世界25か国、国内では4,000以上の教育機関で採用されています。
学校教材としての信頼性も高く、楽しく学びながらもしっかりと力が養われるよう作られているのが特徴です。
ロボット教室で育つ4つの力
エジソンアカデミーは、ロボット教室での成功体験と失敗体験の積み重ねから、子供の思考力アップや自信に繋げる事を狙いとしています。
ロボットプログラミングの知識をつけて理解力を高め、プログラム作成の中で論理的思考力を培います。
また、自分だけの発想で新しいロボット・プログラムが作れるため、創造力も養うことができ、自分のロボットをプレゼンテーションすることで表現力や言語力の向上にも役立ちます。
専門知識の学習も行える
毎月1体のロボットを作る中で、コンピュータープログラムの基礎知識を学ぶことも可能で、IT業界で活躍する人材としても選択肢を広げることができます。
学校でのプログラミング教育は論理的思考だけを学びますが、一歩踏み込んだ学習を行うことで、将来を見据えた準備が行えます。
テーマになるロボットは、ペットロボットやお絵かきロボ、ゴミ収集ロボ、対戦ゲームなど様々な分野のものがあり、興味や視野を広げながら取り組むことができる教材です。
エキスパート編で子供の夢を応援
エジソンアカデミーの基本コースは2年間のみですが、終了後には発展編となるエキスパート編も用意されています。
任意入会となりますが、ロボット工学や理数系の職業、SE・プログラマーなどを目指す子供たちが、夢に向かってより深く学べるコースです。
ロボット教室に通う中で、子供が自分の目標を見つけた時に、継続して学習支援が行えるのは大きな魅力と言えます。
LITALICOワンダー
19,440円/月4回
教材費1,080~2,160円/月
教室運営費1,620円/月
リタリコワンダーの概要
「IT×ものづくり」をテーマに、様々な視点からプログラミングが学べる教室です。
子供自身の意思を形にすることで、未来を切り開く力を養うという特徴があり、特に創造力の育成に強みを持っています。
情報社会学者の鈴木寛氏をはじめ、チームラボ代表の猪子氏、ソニーコンピュータサイエンス研究所の遠藤氏など、業界で活躍する人からも推薦されています。
リタリコワンダーの特徴
多様なコースで継続しやすい
ロボット製作の行える「ロボットクリエイトコース」「ロボットテクニカルコース」のほかに、ゲームを作る「ゲーム&アプリプログラミングコース」や、デジタル機器を使ったものづくりを行う「デジタルファブリケーションコース」も開催しています。
他のロボット教室は、ロボットの組み立て・プログラミングしか学べませんが、LITALICOワンダーではロボット以外の学習も行えるため、子供の興味に合わせた選択が可能です。
また、ロボット教室はどうしても男の子の生徒が多くなりがちですが、多様なコースがあるため女の子の受講者も多く、性別を問わず通いやすい教室です。
少人数対応だから学びやすい
LITALICOワンダーの授業では、子供4人に1人のスタッフが対応する少人数制を採用しています。
全ての受講生に目が届くため、分からない部分を気軽にすぐ聞く事ができ、成長スピードも速まります。
また、スタッフは担当制ではないため、各授業でアドバイスする先生が異なり、様々な意見やアドバイスを受けて視野を広げられるのも特徴です。
様々な教材・環境で能力発揮を促す
一般的にロボット教室の授業は「テキストで講義→実践」という流れで行われますが、LITALICOワンダーは講義をあまり多く行わず、実践の時間を大切にしています。
そのため、授業時間は90分と他の教室に比べて長めで、ゆっくりと自分で考えながら取り組めるようになっています。
また、テキストと動画の2つの教材を用意したり、広く自由なスペースで好きな場所を使えるなど、その子の能力を最大限に発揮できる環境の工夫も行っています。
個性を伸ばすステップアップ方式で充実した時間に
授業では子供の個性や興味、制作スタイルを大切にしており、決まった正解ではなくその子の目標や希望をゴールにして、ものづくりが進められていきます。
さらに、作り手だけでなく使う人の立場も考えなければならず、試行錯誤する難しさはありますが、イメージが形になることで大きな成長や達成感に繋がります。
また、集団的教育ではなく、一人ひとりの理解度に合わせて段階的にステップアップできるため、よりしっかりと知識や技術、能力を身につけることが可能です。