Z会は浪人生こそ使うべき!教材の特徴と宅浪の賢い使い方

Z会は受験用教材としてとしても人気が高く、多くの難関校合格者を輩出している実績があります。
浪人生の中で宅浪を選んだ人にとって、教材選びは非常に重要ですが、Z会の通信教材で志望校合格を目指すことはできるのでしょうか。
今回は、浪人生の教材の選び方やZ会の良否、利用する時の使い方までまとめてご紹介します。

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合格の基本!浪人生の教材の正しい選び方

自分に合った教材を使う

大学受験に1度失敗している浪人生は、この1年間でなんとか挽回しようと、現役生よりも強い気持ちで受験勉強に取り組みます。

これ自体はとても良い事なのですが、多くの浪人生は「難しい問題をやって、偏差値を上げなければ!」という気持ちが強すぎるあまり、自分のレベル以上の問題集をえらびがちです。

しかし、実際に取り組んでみると分からない問題が続出し、解説を見直したり、参考書を読み漁ったりと余計な時間がかかってしまいます。

また、分からない問題が多すぎて、結局途中で下のレベルに落としてやり直すことになると、これも時間のロスになります。

そのため、自分のレベルときちんと把握し、それに合った教材を選ぶことが合格への第一歩です。

汎用的に使える教材なら尚良い!

浪人生にとって重要なのは、自分のレベルを知り、その地点から確実にステップアップをしていくことです。

そのレベルは受験勉強を通して少しずつ上げていく事ができるため、最初に選んだ教材は中盤からは優しく感じてしまいますし、せっかくの成長を妨げる原因にもなります。

だからと言って、その都度レベルにあった参考書を購入するのは大変です。

そのため、浪人生の教材選びでは、基礎から応用、さらに難関校や志望校の対策が行える勉強まで幅広く使えるものがベストです。

1つで完結している教材で勉強する

なぜ受験に合格できなかったのか、高校3年生の時の行動を振り返ってみると、多くの浪人生が複数の教材(特に、問題集)を同時並行で行っています。

複数の教材を使うと、抜け漏れを補填することができて良いように感じますが、実は多くの人の敗因となっているのです。

1つの教材に絞って集中的に取り組むことで、参考書を最後までやりきることができ、勉強や受験への自信になります。

この自信は意外と侮れないもので、やりきったという実績を持っている方が、受験にも前向きに取り組めるようになるのです。

また、あれもこれもと参考書や問題集を購入すると、それだけでかなりの出費になってしまいますが、1つを集中して行うスタイルなら支出も最小限です。

Z会の通信教育を宅浪が使うメリット

難関校受験にも対応できる内容

Z会は東大・京大合格者を多数輩出している実績があり、浪人生が目標とする難関校への受験にもしっかり対応できる教材です。

単純に問題と解答・解説が出題されるのではなく、それを通して「考えて活用すること」「受け身にならないこと」「出題の意図を汲み取ること」などの受験に必要なスキルが磨かれます。

自分自身で解ける力を身につけることができるため、より具体的に得点力に結び付く勉強が行えます。

後がない浪人生にとっては、今までの勉強法のどこに穴があったのかを見つけることも大切ですが、多くの人がこの「考える力」を身につけることで、合格に結び付いています。

Z会の問題は難しい物が多いと評判ですが、もちろん少しずつ必要な力を伸ばしていく事ができるので、無理がありません。

厳選された質の高い問題ばかり!

似たような問題が何個も出題されている問題集と違い、Z会は比較的問題数が少なく、厳選されています。

これは数をこなすことよりも考えることを大切にしているためで、出題されるのは非常に質の高い問題ばかりです。

通信教育は予備校と違い、リアルタイムで自分に合った問題を解く事ができるので、着実に必要な学力と思考力が伸ばせます。

添削があるから記述問題も対応可能

他の通信教育でも添削を行っているものはたくさんありますが、Z会の添削は非常に評判が良く、最も人気があると言っても過言ではありません。

解答の正誤だけを判断するのではなく、答案の内容から施行プロセスを推察し、「何をどうすればより良いのか」を具体的に指導してもらえます。

添削者は、入試の採点と同じレベルでチェックをするため、他社に比べると厳しめではありますが、その細かな指導が的確な記述力を養い、得点に結びつきます。

手書きの添削が見守りを伝える

記述問題の添削指導の魅力は、細かな指導だけではなく、全て手書きで書かれているという事もあります。

通信教育は予備校のように先生や他の浪人生と関わることがないため、どうしてもモチベーションが維持しにくいのが難点です。

Z会の添削は全て手書きの文字でアドバイスされるため、まるで相手とキャッチボールをしているかのように感じます。

離れていてもしっかりと見守り、応援してくれている人がいるということを感じられ、安心感ややる気につながります。

予備校通学よりお金の負担が少ない

浪人生の予備校通学は、希望の科目だけを取るのではなく、全てセットになっていることがほとんどです。

ほぼ毎日のように予備校の授業に通い、夏期講習や冬期講習、直前対策、模試などを受けることを考えると、かなりの出費が発生します。

基本の授業料だけで50万円以上するのは当たり前で、さらに季節の講習などの追加料金も数十万円ずつかかるため、1年間で100万円前後は費用がかかります。

「高校にもう一度通っているのか!?」というくらい支出が多いのが、浪人生の予備校通学の現実ですが、Z会の通信教育ならより費用を抑えながらクオリティの高い勉強が行えます。

予備校とZ会の料金を比較

  Z会 予備校A 予備校B
入学・入会金 0円 50,000円 30,000円
基本授業 57,120円/年 625,000円 700,000円
オプション(小論文の場合) 4,760円/月 42,000円/20回 -
季節講座・短期集中 2,300円/5日間
3,960円/10日間
200,000~250,000円/6回 800,000円

Z会を利用する時はココに注意!

浪人専用コースは通信教材にはない

Z会では浪人生専用の受講コースは設けていないため、高校3年生と同じ「大学受験生向けコース」を受講することになります。

このコースは全80講座の中から、自分の志望校や得意・不得意、必要性などに応じて講座を選択することができるので、浪人生であってもスムーズに受講できます。

コースが3つに分かれているため、どれを受講するかをあらかじめ決めておくのがベストです。

  本科 専科 特講
目的 主要5教科の基本対策(志望校別) センター、小論文、分野攻略など(実践演習形式) 苦手分野を5~10日間で集中補習
教材のお届け 毎月 毎月 一括
添削 あり(月2回) あり(月1回) 講座により異なる
1講座当たりの金額 4,760円/月 2,380円~/月 1,800円~
オススメの浪人生
  • 基本の勉強教材として使いたい方
  • 基礎からステップアップしたい方
  • 特定分野の強化をしたい方
  • 季節講習のような教材を探している方
  • 苦手科目をとにかく何とかしたい方
  • 得意分野をより伸ばしたい方
Z会大学受験コースの詳細

基礎学力がないと厳しい事も

Z会の問題は力を付けるのに非常に良い問題が多数揃っていますが、その分、他の教材に比べると難しい出題が多い傾向にあります。

レベルに合わせて段階的に取り組めるものの、一定の学力が備わっていないと基礎問題でも難しく感じ、挫折してしまう恐れがあります。

浪人生であれば前年に蓄積してきた学力もあるため、それほど心配する必要はありませんが、難しすぎると感じたり基礎学力に自信がないという人は、スタディサプリのような講義教材と併せて利用した方が安心です。

映像授業の教材であれば、解き方や考え方を教えてもらう事ができるので、Z会解説の内容が分からない時にも役立ちます。

勉強時間が予備校よりも少ない

予備校では1コマ60~90分の授業が一般的ですが、Z会の通信教育は週60分の中に必要な内容が凝縮されています。

無駄を省き、効率良く学習できるように構成されているので、これだけでも十分に力をつける事は出来ますが、浪人生であれば空いた時間も活用できる様にしたいところです。

1日分の勉強が終わったからといって、休憩を多く取ってしまったり、必要以上に余暇の時間を作ってしまうようでは、合格が遠のいてしまいます。

必要なだけの休憩はきちんと確保し、息抜きや趣味の時間も作った上で、余った時間をどの様な勉強に充てるのかマネジメントする力も必要になります。

宅浪から合格へ!Z会の効果的な使い方

1.2月までに資料請求

まずはZ会の公式サイトから資料請求を行い、どんな教材なのかをきちんと理解しておきましょう。

入会案内と併せて、Z会の問題の特徴や添削の実際などが書かれた「体験・活用BOOK」がもらえますので、お金を払う前に実際の勉強をイメージできます。

また、入試情報誌や厳選問題集、東大・京大用ハンドブックなど、志望校別の情報誌も送られてきます。

資料請求では、Z会のものなら通信教育以外のサービスも併せて依頼ができるので、映像授業やオンライン個別指導など、他のサービスが気になっている人は比較検討してみましょう。

2.3月の開講から本科・専科の申し込みを

本科・専科・特講いずれも、3月から開講となりますので、時間を無駄にしないよう早めに申し込みをして、スタートダッシュを決めましょう。

Z会を主体として勉強をしたい浪人生の方は、本科を全て申し込み、必要に応じて専科も一緒に申し込みましょう。

予備校に通学しながら使う人や、他の教材を主体にする場合は、本科・専科の中から受講したい物をチョイスして申し込みをします。

本科と専科はどちらも毎月教材が届くタイプなので、受講するのであれば途中から参加するよりも、最初から申し込むのがオススメです。

ちなみに、本科は「iPadスタイル(タブレット学習)」と「テキストスタイル」から、好きな受講方法を選べます。

3.映像解説と問題集で徐々にステップアップ

Z会の本科は、3~8月の間に「実践トレーニング期」として、入試問題の読み方・解き方を学びながら、正確性や読解力など基本となる力を養っていきます。

テキストだけでなく映像による解説もついているので、1歩ずつ着実に学力を伸ばすことが可能です。

もし、解説の内容が難しすぎると感じた場合は、スタディサプリなどの映像授業で補足をしながら進めましょう。

スタディサプリは月額980円ですべての授業が見放題になり、レベル別に授業が分かれているため、Z会の補足教材としてもオススメです。

尚、河合塾の模試は最も開催が早く、5月ごろには「全統マーク模試」と「全統記述模試」が行われます。

最初の段階で自分の学力を把握しておきたいという方は、春の模試を受けておくのも良いでしょう。

4.夏ごろに特講を加えて苦手を克服

Z会の実践トレーニング期が終盤となる7~8月は、現役生もより学力を高めるために夏期講習などを受講します。

苦手がより明確になってくる時期でもありますので、Z会の特講や未受講の専科を利用して、集中的に学力を強化していきましょう。

苦手分野の克服はもちろんですが、それ以外に得意を伸ばすことも大切にしてください。

もし、予備校の夏期講習を受けたいけれど金額が高くて悩んでいるという場合は、スタディサプリLIVEの夏期講習がオススメです。

スタディサプリLIVEは、今受けるべき授業を生放送し、予備校の夏期講習さながらの充実した授業が受けられます。

しかも、料金は1講座1万円未満で、全講座受け放題でも約8万円と経済的なので、お財布の心配もいりません。

5.秋~冬はZ会で実践力を磨く

9~12月の本科では「実践演習期」に突入し、演習問題を中心とした実戦的なトレーニングを行います。

ただ単純に解くだけの問題ではなく、複数の解法を組み合わせなければならない入試問題さながらの内容も豊富で、着実な学力アップが期待できますので、難しい問題も積極的にチャレンジしていきましょう。

また、添削問題では「何を鍛えるべきか」「どうしたらより高得点が狙えるか」まで個別に指導してもらう事ができるので、合格のための視点が養えます。

9~10月はどの予備校でも模試のシーズンになりますので、浪人生の方も夏中に申し込みをしておき、必ず模試を受験しましょう。

6.1月からは点検と見直しで最終調整

Z会の本科は1月以降になると「直前演習期」に入ります。

志望校の入試傾向に沿った問題が出題されるため、今まで培ってきた知識とスキルを使って、入試までの仕上げを行っていきましょう。

問題は構成から出題形式、解答形式まで全てが入試さながらの出題になりますので、より実践力を高めることができます。

ここで苦手な問題や間違いやすい部分などを徹底的に洗い出し、入試本番までにきちんと補習しておけば、当日も自信をもって試験に臨めます。

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